水木しげる漫画大全集 〈062〉 のんのんばあ

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水木しげる漫画大全集 〈062〉 のんのんばあ

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  • サイズ コミック判/ページ数 484p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784063775198
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C9979

出版社内容情報

「のんのんばあ」は、まさかの“戦うバアさん”が主人公、しかし実は王道の本格妖怪漫画だった! 『水木しげる漫画大全集』062

<「水木しげる漫画大全集」とは?>
半世紀以上にも及ぶ漫画家生活初の集大成! 『水木しげる漫画大全集』第1期33巻刊行開始。「ゲゲゲの鬼太郎」「悪魔くん」「河童の三平」などの代表作から、貸本時代、風刺、戦記など様々なジャンルに及ぶ水木しげるの漫画作品を完全網羅。
京極夏彦責任監修。

『少年チャンピオン』という少年漫画誌に連載された漫画は、まさかの“戦うバアさん”が主人公、しかし実は王道の本格妖怪漫画だった! 絵本シリーズまで収録した「のんのんばあ」完全コンプリート!(注:自伝エッセイ「のんのんばあとオレ」は、この巻には収録されておりません)   『水木しげる漫画大全集』062(1975-1980)、第1期・第9回配本

★収録作品
「のんのんばあ」「のんのんばあ カッパの水」「のんのんばあ おばけどろぼう」
「石塔飛行の怪」「死神マボロシちゃん」「二匹のガマ」「悪魔時計」「迷路」「お化け長屋の戦争」「南海冒険王」「魔女花子」「キンドコング」
★資料編
★解説「各々の『のんのんばあ』」江口夏美(漫画家)
★初出一覧
★付録「茂鐵新報」通巻1-19号
・今日の一言「水木さんは“好きなこと”に驀進してきた。生きることに悩む人は“驀進する力”が足りない」(水木しげる)
・水木しげるインタビュー「のんのんばあの話は怖かった」
(ほか)

【著者紹介】
本名、武良茂。1922年(大正11年)生まれ。鳥取県西伯郡境町(現・境港市)で育つ。幼い頃から物語をつくる力に優れ、また天才的な画力を発揮。高等小学校在学中に個展を開き、新聞に絶賛される。しかし学業のほうは芳しくなく、一旦は上級学校への進学を断念するが画家になる夢は諦めず、仕事の傍ら塾や独習で画力を磨く。
やがて太平洋戦争の召集により、南方の激戦地に送られマラリヤと爆撃で左腕を失うが、九死に一生を得て帰還する。
戦後は様々な職業を経て、紙芝居作者、貸本漫画家となり、「別冊少年マガジン」に発表した『テレビくん』で講談社児童漫画賞(現・講談社漫画賞少年部門)を受賞。その後『ゲゲゲの鬼太郎』『河童の三平』『悪魔くん』とヒット作を続けて発表、日本を代表する国民的漫画家となる。
近年、夫人との暮らしぶりがNHKの連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」で描かれ、爆発的なブームを巻き起こした。
紫綬褒章、旭日小受章、文化功労者の栄を得て、世界各国の漫画賞も受賞し、漫画史に名を刻む存在となった。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

黙れ花咲舞・寺

17
これはお勧めだ。なぜなら萩本欽一が巨大化して、ブリーフ一丁でモグラコングと戦う珍品『キンドコング』が最後に載っているからだ(笑)。これは話も目茶苦茶シュールで相当面白かった。表題作『のんのんばあ』シリーズも楽しい。バイタリティ溢れる元気な老人の姿は良いものだ。妖怪ものではないが『南海冒険王』という南方物の短篇も好きだった。水木しげるの妖怪物の中でもコミカルでコントのような作品(雑なものもある・笑)ばかり集めたバラエティに富んだ一冊なのが良い。水木ギャグは好きだが妖怪が苦手な私が全編楽しく読めた。2014/05/03

ぐうぐう

16
『のんのんばあ』が、すこぶるおもしろい。妖怪博士であり、妖怪バスターでもあるのんのんばあの活躍を描く漫画だが、のんのんばあにはモデルの人物が存在しており、それは水木が幼少の頃に近所にいたおばあさんで、彼女がした不思議な話が水木を妖怪の世界へ導くきっかけになったという。いわば『のんのんばあ』は、水木漫画のルーツとしての漫画なのだ。2014/02/06

黙れ花咲舞・寺

13
余りにも面白いので、『南海冒険王』と『キンドコング』だけ再読した。巨大萩本欽一が都民に小便をかけるシーン、モグラ嫌いの欽ちゃんが坂上二郎の説得(欽ちゃんの最愛の家族に巨大モグラが屁をするかも)によって闘志を剥き出しにするシーン、福田赳夫総理のキンドン賞決定シーン、いずれもくだらなくてつい笑ってしまう。そして脱力のラスト。読むべし。2014/05/03

大臣ぐサン

3
70年代に週刊少年チャンピオンに掲載された『のんのんばあ』と月刊マンガ少年、パワァコミックに掲載された読み切りを中心に収録。いずれも初見の物ばかり。あいかわらず荒唐無稽ながら当時の流行を取り入れたストーリー展開になっている。『キンドコング』が秀逸。2014/02/04

c

2
これはヤバイ。三期「鬼太郎」や「悪魔くん」同様、「のんのんばあとオレ」のドラマ版も幼年期の記憶と地続きなので、思い入れは強い。しかしよく考えると、原作も漫画版も読んだことがない。のんのんばあがゴーストバスターとして活躍する作品があったことも知らなかった。不定期だが少年漫画誌連載で、当初は鬼太郎や悪魔くんに代わるヒーロー(ヒロイン)として売り出すつもりだったのか。尤も、少年漫画の主役がおばあちゃんという発想自体少年漫画誌の劇画路線の行き詰まりだし、更に内容もカオス。「わたしは神だ!!」のコマの唐突さは凄い。2015/11/19

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