ＫＣデラックス アゲイン！！ 〈９〉

久保ミツロウ

講談社（2013/07発売）

• サイズ コミック判／ページ数 188p／高さ 19cm
• 商品コード 9784063768596
• NDC分類 726.1
• Cコード C9979

出版社内容情報

文化祭の演目は金一郎が脚本を書いた“しにたいミュージカル”。なぜか加速する“しにミュ”フィーバーを越え公演は成するのか！？

高校生活三年間、友達も思い出も作らず卒業式を迎えた今村金一郎。だが同級生の女子・暁と階段から転げ落ち、気づいたら３年前の入学式の日へタイムスリップしていた！　憧れていた女団長・宇佐美と再び出逢った金一郎は、応援団に入団し宇佐美が独りで頑張る応援団の建て直しを目指す！！

今はただの地味系女子、しかし三年後にはグラドルとして大ブレイクする演劇部部長の花高と、宇佐美率いる応援団が手を組んだ！　目的は文化祭での公演の成功。演目は金一郎が脚本を書いた“しにたいミュージカル”。本番に向け、すべては順調に思われたが‥。なぜか加速する“しにミュ”フィーバーに顧問教師との対立、やっぱりブチ切れて逃げちゃった金一郎！　次々と勃発する問題を乗り越えて‥この応援、成功させられるのか！？

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ゼロ]

しにたいミュージカルは、ネットに配信したら不謹慎だと言われるのは分かる。生きたいと死にたいのどちらが希望的な言葉かと聞かれたら生きたいだけど、悩める中高生に取っては、死にたいという言葉が魂の言葉になり得る。結局、文化祭では生きたいに変わり、舞台稽古にで死にたいをやった今村。絶対に誰かを必要にされることなんてないけれど、それでも輝ける場所は自分で見つけていかないとね。

2017/10/16

[エンブレムＴ]

ヒロくんの暴走に自らの暴走をぶつけて軌道修正を図る金一郎。あのネガティブな彼が「ヒャッハー！」ってな某『梨の妖精』的なハイテンションを見せてくれちゃうなんて・・・この衝撃！笑ったらいいのか泣いたらいいのかがわからないレベルですｗ・・・皆でチカラを合わせて創り上げるエンタメな黒歴史“しにたいミュージカル”が素直に面白い展開。「恥かいていいんだよ 何にも心揺さぶられない人生なんかよりずっと面白い」ホント、その通りだと思うよ。・・・「人に迷惑をかけなければ！！」って言葉を付け加えずにはいられなけどね（笑）

2013/11/17

[カッコー]

死にたいミュージカル本番。舞台では生きたいミュージカルだったけど、どっちもそれぞれ良さがあって面白かった。TAKAも金一郎に惚れてしまったか、リア充じゃねえか。　しにミュTシャツ欲しいなー

2013/07/29

[くりり]

しにたーい♪全裸逆立ち告白(^^)/いきたーい♪

2013/09/18

[H29リオのカーニバル]

今村の書いた脚本｢死にたいﾐｭｰｼﾞｶﾙ｣。｢これ演りたい！｣演劇部部長花高の心に火を付ける！練習に明け暮れる今村達。練習用に撮影したﾋﾞﾃﾞｵがﾈｯﾄに流出、巷の話題になってしまう。教師側の介入。が、盛り上がる皆の想い。｢今村が好き｣花高は今村に信じて貰う為○△□で逆立ちまでする。恥かいていいんだ!! 文化祭終了後、部室で｢死にﾐｭ｣を演じる歓喜。堪らないｷｽ！失恋、友情。高校時代のほとばしるｴﾈﾙｷﾞｰを彷彿とさせる！

2013/08/27