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出版社内容情報
社会を覆う欺瞞のブ厚い皮を斬り裂き、腐敗したその実を暴き出す!! 帝国陸軍情報部第3課 通称――Pumpkin Scissors(パンプキン・シザーズ)!!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぺぱごじら
9
『虚英落馬(パエトーン)』発動。野蛮で凄惨な、しかし熟考された抗帝国軍による殺戮の連続・禁断のランタンを灯し孤軍奮闘の末倒れる伍長・明晰な頭脳を以てしても読みきれない作戦の狙い・そして建築芸術を担う拝命十三貴族の死と、館での出来事。全てが叛徒の手の中で進む中、『正義』『英雄』を求められるマルヴィンは?2012/01/22
sskitto0504
8
あれ?表紙の人どうした?かなりやばい展開で、見ていて辛い部分が多い。人が死んでもあとの利権を選ぶお偉さんたちが憎いです。正義ってなんなんだろうと思う巻でした。帝国、もう詰んでるのか?2014/03/06
まろにえ@漫画用
5
完全にアンチ・アレスのターン!!な15巻。1冊まるまるボッコボコ、勝利の鍵は意外な脇役からもたらされそうですね。あの状況でも決して死なない、主人公補正・・・じゃなくて青のランタン補正は凄い。どう考えても死ぬような気が…… あのランタンの効果は肉体強化もあるんだろうか? アリスは正道をひたすら突き進みすぎて、なんだか完璧故の歪さをやっぱり感じてしまうなぁ。ヒロインって枠からどんどん離れていく気がするのは私だけだろうか。彼女が女の子?である一面をもう少し見られたら魅了爆発なんだけど。次巻は反逆回かな?楽しみ!2014/06/20
haibi
5
岩永さんは本当に賢い人だなと思う。伏線の張り方もストーリーの絡め方も描写もどれも一級品。刊行スピードが遅くて毎回やきもきしてるんだけど、この内容ならそれも納得できる。本編ももちろん面白かったけど、今回特筆すべきは巻末のおまけ。ギャグ風味で描かれてはいるけど、これは今の日本政界とマスコミの、文学・漫画作品に対する偏見を風刺してると思われ。やっぱり一表現者としてはがゆい思いをしたんだろうなあ。2012/04/17
ピク
4
ハーケンマイヤー表紙だけかよ! とうとうアンチ・アレスの非道な叛乱が展開してしまった、翻弄されるばかりの帝国、窮地に立たされるアリス、そして、名前すら登場しないとある刑事の生き様と、死に様.あまりに長期ストーリーで遊びたくなったのか、巻末に唐突なオマケ漫画登場、ただの飲みの席の下ネタから真摯なメッセージへと至る、物凄い読み応えのある下ネタへ.素晴らしい才能の無駄遣い.でもこの作者は思考することを決してやめない、たとえ下ネタであろうとも.そこに感動を禁じ得ないのです.2012/11/15