内容説明
高校生の僕らには神様がいた、庵野秀明、リチャード・D・ジェームス、そしてYOSHIKI。ゼロ年代最後のに語られた90年代のお話。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
安南
34
エイフェックス ツインも、エヴァンゲリオンも、X JAPANもハマらなかったので共感するのは難しいけどiTunesもyoutubeもなかった90年代、タワレコやHMVでの試聴が楽しかったのは同じだ。気になったのは震災に一切触れていないこと。東の人間にとって95年といえば震災より地下鉄サリン事件なんだな。2015/12/30
kanon
9
今現在放送されているNHKの『ニッポン戦後サブカルチャー史』を見ているからなのか、鮮明に場面場面を脳内で再生することが出来る。そんな自分はこの時代赤ん坊。こう言う媒体を使ってしか、追体験することが出来ないのだ。色々とサブカル史を調べていく内に、楽しそうだなあ、と憧れるのだけれど、多分そうやって歴史って刻まれていくのだなあと思うのだ。何かこう言う類のモノにのめり込むのって大体青春時代で、だから、時間が経っていく内にハッと気付く時がくるのだろう。急に。何だか寂しいけれど、だからこそ、今を全力で楽しもう…2014/09/28
多田幾多
7
90年代。3人には3人の神様がいた。全くもって共通点のなさそうな、しかしありそうな3人の男の子の、くだらなくて愛おしい青春群像劇。ようは、気合いさ、気合い。2013/05/30
しゅがぁ
7
時代的に共感できるはずもない誰かの過去話と、その延長線上にある、悲しいかな、共感するしかないあからさまな「いま」と。だけど、まあ。アイ・ケア・ビコーズ・ユー・ドゥー。神様を、要は「気合」で乗り越えろ。前島賢『セカイ系とは何か』の、直感的な実践。2013/03/26
wasabi
3
再読。エックスを除けば僕も通ってきた道。「何だっけ?今流行ってるアニメ。深夜再放送で観た『新世紀エヴァンゲゲリオン』あれに出てくるパイロットみたいにさ。神経接続?頭ん中にコードみたいなのぶっ刺して。それがそのままCDになったら...。そしたらテクノなんか一発で作れるんだけどなー」。2013/03/09