出版社内容情報
魔法王国の第二王子は、魔法が使えない。古の予言の彗星が近づく時、禁断の魔法が王国を変える。「世界の終わりの魔法使い」第4弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
多田幾多
5
さらに時は戻り、すべてが始まった時。小さい頃のノロ王子が可愛い反面、なんだか嫌なやつだなーと感じた。一方のクリスパン王子は、優秀でカッコいいが、誰よりも血反吐を吐きながらもがんばる、結構いい奴。「俺をちやほやしてたやつらがフイにオレを忘れること・・・。自分で自分の人生を認めてやれないなら・・・不変の歴史の中に認めさせてやるまでだ」と言ったクリスパンだが、最後は本当にかわいそうな死に方(消え方?)2013/04/14
べんぜん。
3
呪いネズミが可愛い。ノロ王子は魔法使えなかったんだね2012/04/07
茎麻呂
2
新・三部作、突入。今回の主人公はノロ王子。すべての始まりは、今はなきノロ王子の兄だったのか…。運命に、どうすることもできなくて、ただ佇むノロ王子に、僕の姿を映し出してしまった。2013/08/17
なかつ
2
とっくに終わっていた世界の、まだ始まっていない物語。2012/05/01
N
1
このシリーズは人の思い出によって複製される「影」がテーマとなっていて、本書でもある人物の「影」が重要な役割を果たしている。オリジナルとそのコピーにすぎない「影」の間には本質的な違いはないのかもしれず、重要なのは個人が何を本物だと思うかなのかもしれないとシリーズを読み返してみて思った。「物語についての物語」が好きな人にはお勧め。2017/05/18