内容説明
アイリーン―島耕作がＮ．Ｙ．のジャズクラブで出会った大胆な女。一夜限りの火遊びのはずだったが…。鈴鴨かつ子―若い頃は芸妓として生き、今は京都先斗町で小料理屋を営む女。その堪え忍ぶ姿に揺れる耕作。島奈美―耕作の娘。家庭人としては失格だったが、社会人となった娘から相談を受け「父」を実感するのだが。そして、大町久美子―島の部下。全身で若さをぶつけてくる奔放な魅力に負けた時、耕作を待ち受けるのは…。憧れのサラリーマン像である島耕作。しかしそれは、彼を愛し支えた多くの女たちの軌跡でもある。ここに、四人の女性の視点を通して紡がれる四つの愛の物語が、いま扉を開く。
著者等紹介
里見蘭［サトミラン］
１９６９年５月６日生まれ。東京都出身。早稲田大学第一文学部卒業。『彼女の知らない彼女』が第２０回「日本ファンタジーノベル大賞」優秀賞受賞
弘兼憲史［ヒロカネケンシ］
１９４７年９月９日生まれ。山口県出身。早稲田大学法学部卒業。松下電器産業本社販売助成部に勤務。退職後、１９７４年に漫画家としてデビュー。１９８５年、『人間交差点』で第３０回小学館漫画賞一般向け部門、１９９１年、『課長島耕作』で第１５回講談社漫画賞一般部門、２０００年、『黄昏流星群』で第４回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、２００３年、『黄昏流星群』で第３２回日本漫画家協会賞大賞など、数々の賞を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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