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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アズル
22
はじめのお話とラストひとつ前のお話が繋がります。最後の「ネタウナギ」は面白いけれど、蛇足にも思えます。ジャック・マイヨール(でしたっけ? 潜水の天才)が亡くなる直前は、「海の匂い」がした、と言います。私はそれを思いだすと、いつも「生臭いってこと?」と考えてしまいます。諸星先生は海を「生命の源」と捉えているとのこと。生と死が混然一体となっているものが、真の「生命の源」なのかもしれません。2016/08/21
文庫フリーク@灯れ松明の火
19
『へんないきもの』読んでコウモリダコ見たくなり再読。「深海人魚姫」「深海に還る」はもちろんだけど、どれを読んでも諸星さんらしい画とお話。先日書店で『マッドメン最終版』に気付き手が伸びたけど、2800円は高嶺の花。欲しいんですけどね。2010/06/28
Kavi
3
てっきり「図鑑」だと思い、いろいろな想像上の魚類のおもしろ物語かと思っていたら。結構、ちゃんとした物語だった。2017/09/25
kuu
3
素敵なファンタジー。多方面からのメッセージを感じるが、受止めきれたか?自分。2016/12/26
aki
3
『私家版鳥類図譜』に続く生物図譜シリーズの第2弾。次は待望のは虫類! と思いきや、作者は「これでペンを置く」と。『鳥類』の「鳥を売る人」と『魚類』の「魚が来た!」は同じ地底世界が舞台。この世界を舞台にした作品を、もうすこし読みたい気がする。諸星先生、考え直して! 連作の「深海人魚姫」「深海に還る」(オンディーヌ・人魚姫物語。この手の作品は悲劇的結末が多いが、珍しくハッピイエンドで終わる)を含め、7つの短編が収められている。つげ義春に似た雰囲気の「魚の夢を見る男」がイチオシ。2010/07/30