出版社内容情報
屈辱と忍従の中、父、祖母、更に師傅が……今川の人質・竹千代には、忍従と屈辱の生活が強いられる。父・広忠の非業の死、義元の姪・鶴姫との結婚後、１４歳に元服する中、祖母・華陽院、雪斎禅師も失う！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マリー
1
熊の若宮がすごく気になる。架空の人物ということだけど、モデルがいたのではないか。松平の家臣たちの長年の苦労、農民たちの屈辱の日々をよく理解した上でいつか城に必ず戻ると固く誓い熟慮を重ねながら瀬名との政略結婚を受け入れていくしかなかった若き元康。幼き頃から信長も一目置いたその気質、性質は、ただものではない品格があったのだろうな、と想像できる。2016/10/15
kasagumo
0
期待を背負って生まれることの、重たさと輝かしさに溢れた巻でした。2014/04/09
