内容説明
少子化は男性だけのせいではないし、「婚活」は女性だけのものではない。「毒男(どくお)」と自分を揶揄するセンスがあれば、恋愛を諦めなくたっていい。ひとりからふたりへ、第一歩を踏み出そう。お見合い攻略法から悪徳業者の見分け方まで、結婚相手紹介サービス業の認証機関を立ち上げた著者が本音で語る、男目線の「婚活」入門。
目次
序章 孤立無援の毒男たち
第1章 毒男の特徴
第2章 毒男の毒を抜く
第3章 多様化した結婚情報サービスを賢く使いこなす
第4章 ネット婚活、お見合いパーティー勝利の哲学
第5章 新たな婚活サービスを
第6章 私が経産省を辞めたわけ
終章 純で鈍な毒男に幸あれ
著者等紹介
原口博光[ハラグチヒロミツ]
1978年埼玉県生まれ。2003年東京大学法学部卒業後、経済産業省に入省。資源エネルギー庁、商務情報政策局を経て2006年退官。同年、NPO法人日本ライフデザインカウンセラー協会を設立。安心して利用できる安全な結婚相談所の目印である「マル適マークCMS」を普及させるべく、現在は事務局長として協会の運営に携わる
岩崎大輔[イワサキダイスケ]
1973年静岡県生まれ。「FRIDAY」(講談社)などで政治からスポーツまで幅広く取材、執筆中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Humbaba
2
婚活というと,主に話題に上がるのは女性であった.確かにに女性の意見は本質をついていることもあるが,当事者の半分は男性のはずである.男性から見た婚活と言うものをもっと掘り下げる必要があるのではないかといことで書かれた作品.2010/05/05
yamanekoken
2
30歳過ぎてもうまく女性とつきあえない男性に向けたきわめて真面目な指南書。「出会い」とその直後あたりの所作、考え方に焦点を当てている。結婚情報サービスについての実用的な記述は異色だろう(でも実はこれには理由がある)。ただ、この本のキモは、前半のノウハウの部分よりも後半の筆者の体験談部分(元官僚としての)にある。日本の人口問題とその解決策について、強い思いを感じる筆致だ。必ずしも押しつけではないし体験から説いてあるだけに説得力もある。おそらく書きたかったのはこっちのパートなんだろうな。2009/09/17