内容説明
アニメ専門学校では学べない超絶実践テク!絵コンテの描き方から声優のキャスティングまで、あらゆる表現活動に通じるディレクションの極意を伝授してしまおう。やや赤裸々すぎた感のあるゲンバのホンネもまるわかり。でも、だって本当のコトだもんハイテンションなギャグ作品から繊細な少女漫画原作モノまで手がける天才アニメ監督だからこそ書けた、クリエーター&アニメファン必読の一冊。
目次
第1章 いわゆるひとつの演出論(「演出」ってなに?;間…そして、呼吸・リズム・テンポ ほか)
第2章 大地流絵コンテ術の切れ味(絵コンテから始まる演出;シナリオにコショウをふりかけて、もうちょっとおもしろくしよう ほか)
第3章 演出家のオシゴト、監督のオシゴト(作画打ち合わせ;レイアウトチェック ほか)
第4章 オススメ作品―大地は何を学んだか(チャップリン監督『サーカス』;『サボテン・ブラザース(原題・!THREE AMIGOS!)』 ほか)
著者等紹介
大地丙太郎[ダイチアキタロウ]
アニメ監督・演出家。東京写真大学(現:東京工芸大学)短期大学部写真応用科卒業。複数のアニメ・ビデオ制作会社勤務を経た後、フリー演出家になり現在に至る。『ナースエンジェルりりかSOS』で監督デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ノラネコ生活
4
人気アニメ監督大地丙太郎さんが、今までの経験を元に書かれたアニメーションにおける演出論。 個人的な意見として話を進めているが、アニメ関係者が自分のノウハウを公開することはあまり聞いたことがない。 でも読んでいると、アニメ以外の映画やドラマでも通用しそうな演出論を展開していて、おもしろい作品の一端がわかってくる。 後半は、大地作品に関わってきた役者さんの紹介やおすすめの作品紹介で、大地作品を深く知るために見てみたい作品ばかりであった。2011/09/29
てったい北関東
3
確かに「極意」は書かれておらんのよね。普通の読み物としてはまぁ面白かった。2011/04/09
トダ―・オートマタ
2
人気アニメ監督の本らしいが個人的にこの人の作品はギャグマンガ日和だけしか見てない。タイトルには演出という言葉があるが結構いろいろなことについて書いていると思う。ただ、個人的に最近のアニメは見てないから演出が昔とくらべてなくなったのかどうかは正直わからないが、個人的に面白い本だと思う。2012/01/04
十一
2
監督の作風そのままの居酒屋談義2009/09/12
kobaatsu
2
演出のハナシがしたいのか創作論がしたいのか思い出話をしたいのか! というかどの切り口もすごくおもしろげなのでもっと掘り下げた欲しかったというのは贅沢なのか。2009/09/09