内容説明
「私が男でも抱ける?」と彼氏に問い詰める腐女子高校生、「彼の才能に惚れたの」と高学歴ワーキングプアを養う総合職オタクOL、セックスの際に彼氏のアナルで色々と実験したがる腐女子大学生…。一般に恋愛にオクテだと言われるオタクたちは、実際にはどのような恋愛やセックスをしているのか。都心で働く腐女子OL集団が今まで語られなかったオタクの性愛について言及し、増え続けるオタク達とのコミュニケーションのノウハウを考えていく。
目次
第1章 オヤジの妄想/腐女子の見栄(なぜ、オジサマは腐女子に萌えるのか;バブル負け組男が見つけた天使…それが「腐女子」 ほか)
第2章 で、実際、腐女子は可愛いの?(腐女子イベントに行ってみよう!;『乙女ロード』はいい街か? ほか)
第3章 腐女子はセックスをしているのか?(三〇歳処女の腐女子が言うには;なぜ、「魔性の女」は腐女子にならないのか ほか)
第4章 正しい腐女子の口説き方―スイーツ化する腐女子(スイーツ化する腐女子;あえて「男女は平等であるべき」と言ってみよう! ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ユキ@うろちょろ
6
批評と呼べるレベルに達してないと思う。全ての根拠が内輪の内容に終始しているから、説得力がない。腐女子の一部をとらえて全体としてる決め付けがちょっとやだな。それは貴方だけだよ、と言いたい。結果としてタイトルに対する答えも、その論も筋が通ってないように感じた。複数で書いてるからっていうのもあるだろうが。2010/07/26
しげ
5
これを書いたのが本当に腐女子なのか疑わしくなるような出来。腐女子を自称しているのに、そのジャンルへの愛や情熱が一切伝わってこなかったです。あるのは既存のものに対するあげ足とりのような批判だけ。信念を持っており、それを伝えたい情熱があって口が悪くなるのならわかるのですが、これといった信念も語らないのに批判だけされてもなぁ。2013/02/09
Arataki
5
おそらく斎藤環や三浦しをんの仕事が気にくわないのだろうけれど、その批判の仕方が本人達が匿名の影に隠れた上で、伝聞調で本当の世間の実態はこうなんだというのだけれど。それは説得力がなさすぎるとおもう。不作法なやり方だと思う。新書の体裁で世に出るものの水準をみたしてないと思う。語る価値もない。2009/04/15
柚季
3
タイトルに惹かれて購入。「BLを読む」=腐女子なら、私は立派な腐女子だが、本書は腐女子を馬鹿にしているようにしか思えない。作者は本当に腐女子?この本で良かったところは、腐女子やBLに関する参考資料が多かったことだけ。あと、個人的に好きな作家さん、三浦しをんさんがこき下ろされてた(と私は感じた)のが非常に気に食わない。これは失敗だったかな。2012/06/03
トダ―・オートマタ
3
正直、腐女子のことはまったくわからないが そこまで、他の女子とは差がないのだろうか? 恋愛関係については2chのことはほとんどネタみたいなことらしいが そこらへんもよくわからない。 腐女子は高いステータスを求めるということらしいが 本書の最後のほうで腐女子も変わってきているとかいうので そこらへんの変化はあるのだろうな。 この本が正しいかは「腐女子」本人たちしかわからないので 自分には判断しにくい。2012/03/09