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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
匠
32
感動と号泣の最終巻。春にとって思いがけない出来事は、さらに5年の歳月をかけて再び伊吹を手繰り寄せた。さまざまな経験を積んで、やっと堂々と向き合えた彼らは今後、何があっても乗り越えられると思う。春やマクソンが自分と重なりすぎて読み進めるのが怖かったけれど、自分の過去と未来に向き合う機会になって良かった。ISについての知識を広めようとしてくれた作者には感謝したい。でも人を心から愛するということの本当の意味に気づかせてくれる物語でもあったと思う。もっとたくさんの人に読んでもらえたらいいのにと心から願ってる。2013/04/05
かおりんご
21
漫画。途中すっ飛ばして最終巻。なんか無理矢理終わらせた感じもしなくはないけれど、幸せならよかったです。子供を変えるのではなく、社会を変えていく。その発想が大事ですよね。誰もがすみやすい世の中になることを切に願います。2017/08/09
kinoko_kinako
11
4.0 一人でも多くの人に認知されるようにとのメッセージが痛いほど伝わってきた。ドラマも良かった。2012/08/02
mimizu
9
一気読み。これはとても深く切ない、感動的な話。性同一性障害を扱った作品は多々あれど、こちらはあまりないのが不思議だ。そういった題材なのにも関わらず、暗い雰囲気の作品ではなく、むしろ「人間は一人ひとり違う」という明確なテーマが俺の心に強く響いた。……もしも世の中にISの人がそれだけいるのなら、ぜひ学校教育に取り入れて欲しいと思う。2011/12/05
日奈月 侑子
8
ネットの中傷は本当に…いつだってきついものが目立ちますね。「人の親になる資格が」どうなんて…と、本人を知ってれば苛立つものです。でも、本人を知らなくても本人に届くような言葉を発せてしまうのがネットの恐ろしいところ。 何はともあれ、大分遠回りをして、お互いにボロボロになったりしながらも、漸く伊吹と手を取りあうことができて、ホッとしています。 人は千差万別、どんな形があったって、まずは歩み寄ることが大事だと、改めて教えてくれたこの作品にめぐり合えたこと、本当に感謝しています。知れてよかった。