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内容説明
巨匠・手塚治虫が渾身の力を振るって描いた『ブッダ』には、「人を悩ますあらゆる煩悩や苦しみ、悩み」からの「救い」が、繰り返し繰り返し、具体的な例え話、エピソードをまじえながら描かれている。その中で手塚治虫は、今まで信じてきた日本の社会的な価値観、組織的な価値観を捨てて、『ブッダ』的な生きる価値観を自らが構築することで、心がラクになると説いている。本書は、手塚治虫の『ブッダ』のエッセンスを集め、現代的なエピソードを加味して構成している。
目次
われわれは戦後最大の苦難、不幸な時代に遭遇している!!
自ら悩み、自ら悟りを開いたブッダの生涯
すべては「幻想」だ、さらばこだわるな
すべては「諸行無常」だ、さらば気にするな
苦しめるものの正体を見ろ、さらば悩みは解消できる
因果応報の意味を知る、さらば運命は変わる
「縁」の関係を知る、さらばエゴは捨てられる
驕り高ぶった心を捨てよ、さらば心はおだやかになる
盛者必衰の理あり、さらば羨むことはない
無理をするな、さらば心はラクになる〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akane
4
本書が語る心が楽になる生き方とはおおむね、些末なこだわりを捨てること、だったように思う。キリスト教関連の本も何冊か読んできたが、それらはまず罪ありきから始まって、「すべき」「すべからず」「神を称えよ」という義務感の匂いがした。心が苦しいとき、どちらを選ぶかとなれば、あくまでも人の苦しみを主体に考えてくれているように見えるブッダの教えかな。信仰心を重視しすぎるものは苦手だ。人も獣も虫も同じ生き物と諭されると、肩の力が自然にすっと抜ける。こだわりを捨てて視野を広げれば苦しみから解放される、ということかと思う。2018/08/30
akir@t
0
欲を捨て、自分が自然の一部であることを認識して、先のことを憂えずに今の瞬間を一生懸命生きることが、余計な悩みや苦しみを抱えずに幸せに生きていくコツなのかな?と理解した。2022/11/25