モーニングＫＣ 蒼天航路 〈１１〉

イハギン/王欣太

講談社（1998/01発売）

• サイズ コミック判／ページ数 213p／高さ 19cm
• 商品コード 9784063285550
• NDC分類 726.1
• Cコード C9979

出版社内容情報

【内容紹介】
曹操孟徳は、仇敵・張繍討伐の将に、無名の兵・楽進（がくしん）を抜擢。また呂布奉先（りょうふほうせん）に追われた劉備玄徳に3000の兵を与え、徐州の奪回を命令。才ありと見れば、いかなる人材も登用。袁紹本初（えんしょうほんしょ）との大決戦を前に、曹操孟徳の覇業は進む。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Die-Go]

破格の人、曹操孟徳の生涯を描くマンガ。楽進を抜擢。なかなかの将に育つ予感。そして、曹操は呂布との全面対決へと赴くも、呂布の意外な戦略を前にして停滞してしまう。そこへ荀攸の献策が取られる。これはますます曹操の悪名を高めそうだ。 ★★★★★

2022/03/15

[カムイ]

三国志では魏書三十巻ある中で第7巻に呂布が掲載されていてその中には【呂布は弓馬の使い手、膂力は超人、人々は呂布のことを飛将のようだ】陳寿が記している、蒼天航路では曹操が主人公であるがまるで呂布の一人舞台で鬼神のごときである、陳寿は独立独歩の武将には過大な評価をしている、1家臣には素っ気ない記述なのだが、何故か諸葛亮公明だけは別格の扱いだ、作者の描く呂布、陳宮はしっくりと馴染む、呂布は飛将した龍の如くであった、各々の登場人物は後漢の時代に活き活きと活写されている、劉備のカッパは爆笑ものでした。

2020/11/04

[財布にジャック]

劉備好きな人が読んだら怒りそうな巻。呂布のせいで、まるで河童みたいなヘアースタイルにされちゃいました！いいんですか？魏が主役だから蜀は虐げられてるけど、いいんですか？

2010/09/15

[活字の旅遊人]

呂布が変わった。グロい容姿にも、もう驚かない。劉備はやはり器がでかい。そして主人公の曹操。こういうキレモノに仕える軍師は大変だな。戦場でためらわず俺を殺そうとする人間。それを求めるとは、カッコ良すぎ。

2021/11/28

[明智紫苑]

某実在人物が仮名で出てきたが、私はモーニング掲載当時はオリジナルキャラクターかと思っていた。後に正体を知ったが、問題の呼び名はゴンタさんが考えた名前だと思っていた。そして、正史三国志の本人の列伝を読んだら、何と実際にこの名で呼ばれていたと書いてあり、仰天した。

2018/11/07