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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hiro
36
映画を観て全10巻の原作を読もうと思い読み始め、1月17日の前に読み終えることができた。東京から神戸に引越し、神戸の大学の美術科に通う辰木桂の2回生から卒業までを描いた作品。仲がいい和歌子と洋子、愛たちの高校時代、タカ美や帆津たちの美術科、そして英語文化研究室の仲間、また大きな影響を受けた日和と、桂のそれぞれの交流を描くだけでなく、震災、性的マイノリティ、障がい者、中国・韓国系2世3世、身近な人の死などのこと、もちろん神戸の街の案内、そして目標に向かっていく人たちを描いた、大変欲張りで心温まる作品だった。2016/01/09
にゃんころ
9
再読。少しずつ読んでましたが、とうとう読み終わってしまった。10巻は最終巻と言うにふさわしく、これまで語られたいろんな話の「大学生だった桂としての」締めがたくさん書かれています。そして、大学を卒業して社会人になった桂が関わっていくであろういろいろも書かれているため、これで終わってしまうのかと非常に残念に感じてしまいます。ダラダラ続くのもあれですが、この物語はもっと読んでいたかった。ラスト2話も好きですが、やはり「最終話」が、定番な形ではありますが、この物語の締めとしては綺麗で良いなと思います。2012/11/10
よきし
7
一枚一枚、閉じられていくページ。受け入れられなかった遠い告白の思い出。鈴木さんと語り明かした夜。そして、日和さんとの日々と再び向かい合えた一歩。そんなふうに学生という立場を終え、新たに見つけた仕事へと一歩足をすすめる桂。本当に細やかで、優しくて、かけがえのない日々が描かれた作品だった。こんな作品を描いた木村紺さんに心からの喝采を贈りたい。ありがとうございました。2011/01/13
chmod
6
ほのぼのとした絵柄で神戸の日常を描くエッセイ風マンガ。重いテーマを淡々と扱ってて逆に強烈な印象が残る。うまくいえないけど「浸りまくる」マンガ。コレはまた読む。2013/11/01
ふなし
4
★★★★★ 10巻読み終わりました! 日常の、ほのぼのした感じが作品に溢れてて、心がほっこりしました。 でも時には震災の話とか日和さんの話とか少し心がキュンと苦しくなる場面も多くあり、緩急(?)がついたお話でした。 10巻が読み終わったところですが、桂やその周りの人たちの今が気になりますね~(⌒‐⌒)2019/07/21