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出版社内容情報
11世紀、北欧の地は、蛮族と恐れられた
ヴァイキングにより戦火にまみれていた。
その中に、父親を殺され、復讐のため戦場
を駆け抜けた少年・トルフィンがいた。
彼は仇敵・アシェラッドを殺すために生き、
生きるために戦った。だが、イングランド
王位をめぐる争いの中でアシェラッドは
不慮の死を遂げる。唯一の希望を失い、
奴隷に身をやつしたトルフィンはそれでも
なお安息と豊穣の地、ヴィンランドを思い描く。
心休まる日はいつ訪れるのか。
”本当の戦士”の物語が紡がれていく。
奴隷に身を落とし、何の希望もなく生きるトルフィン。人生で初めてできた友と、彼は森を切り拓き麦を作る静かな毎日を送っていた。そんな時、何者かによって畑が根こそぎ荒らされていることが判明。明らかな悪意を前に彼は、首謀者と思しき奉公人を怒りにまかせ殴り倒してしまう。またしても暴力に頼ってしまった彼は父の言葉「本当の戦士」の意味を悟り、新たな人生をつかみ取ることを決意する!奴隷編〈前章〉クライマックス!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kanon
50
「もっと…大事な何かを忘れているような気がする…憎しみがなくなったらおれ…カラッポだ。」―けれど周りの人間はちゃんと見てくれていた。昔から。奴隷になる前から―「人間は変われるよ。お前はたぶん、今いい方へ変わってる途中なんだと思うぜ」―戦争をしている中でも、本当の戦士とは何かに気づいている人間もいた―「今ならわかるだろう。お前に敵などいない。誰にも敵などいないんだ」―ならば―「行けェ!お前が殺したそいつらを連れて!本当の戦いを戦え!本当の戦士になれ!」―目が変わった。生まれ変わって償いを―もう大丈夫だろう。2013/12/03
こも 零細企業営業
39
トルフィンが戦士として一回終わったおかげで空っぽになった。その中に色々な物が入って来て糧になっていってる。 かの目つきの悪くてコミュ障だったトルフィンが凄く良く真っ直ぐに育って行ってる。 まるで踏まれてから蘇る麦のように。。HPにて追記 https://www.kashiwa1969.online/?p=64652020/01/22
柊龍司@中四国読メの会&読メ旅&読食コミュ参加中
25
死んだような表情から、やっと生きているいい顔になってきた我らが主人公トルフィン。んで、お父さんとアシェラッド両方が夢に出てきて、より人格に影響を与えるのはお父さんの仇アシェラッドなんだよなぁ…2011/04/28
exsoy
24
大地に水が染み入るように2011/04/23
Die-Go
21
奴隷生活も前途洋々のはずが、様々な困難が待ち構える。平民とのいさかい、差別。アルネイズの拘束。その中でもトルフィンとエイナルは力を振り絞って生きてゆく。★★★★★2022/06/08