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超高速!参勤交代

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  • サイズ B6判/ページ数 346p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062953016
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

今から5日以内に参勤せねば、藩を取り潰す(老中)。時間がない、金がない、人も足りない。藩の命運を賭けた男たちの疾走が始まる!

今から5日以内に参勤せねば、藩を取り潰す(老中)。時間がない、金がない、人も足りない。藩の命運を賭けた男たちの疾走が始まる!

内容説明

ときは享保二〇年初夏、改革の嵐吹き荒れる八代将軍徳川吉宗の時代。一万五〇〇〇石の磐城湯長谷藩に隠し金山嫌疑がかかり、老中から「五日以内に参勤せねば藩を取り潰す」と無理難題ふっかけられた。八日はかかる六十余里を実質四日で走破せねばならない。カネも時間も人も足りない小藩は、殿様以下七名で磐城街道と水戸街道、さらには山野を踏み越えて江戸城本丸へとひた走る。一行の前に立ちはだかるのは公儀隠密、御庭番、百人番所の精鋭部隊。湯長谷藩の運命や如何!?

著者等紹介

土橋章宏[ドバシアキヒロ]
1969年、大阪府豊中市に生まれる。関西大学工学部を卒業後、エンジニアとして日立製作所に勤務。2000年退社。2009年、「スマイリング」で函館港イルミナシオン映画祭グランプリ受賞。同年「海煙」で第13回伊豆文学賞優秀作品賞受賞。2011年「緋色のアーティクル」で第三回TBS連ドラ・シナリオ大賞入選。同年「超高速!参勤交代」で第三七回城戸賞を同賞初の審査員オール満点で受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

海猫

364
映画版の方は観た上で読んだ。大筋は同じでも細かい所でエピソードが違っていたり、登場人物の掘り下げがしてあって小説版ならではの面白みがある。また映画は映像と役者あっての見せ場を作っていたわけで結果的には二度楽しめたってことか。もうちょっと文章に重みやユーモアがほしいが軽快かつスピーディーに読める点は買い。これだけ趣向を盛り込むサービス精神が嬉しいし、逆境に放り込まれた者たちが大反撃を食らわせる展開は気持ちいい。勧善懲悪ってのはやり切れば王道で痛快だね。続編があるのでそっちいってみます。2015/10/28

147
痛快時代劇、ハラハラ、ドキドキ、涙、笑い有り、一気に読了しました。時間がない、金がない、人も足りない。藩の命運を賭けた男たちには、熱い気持ちが有り、優しさが有り、知恵が有り、正義が有った。いつの時代にも私欲に走る困った人たちが居るもんだ。愚か者。段蔵にぐっと来ました。お咲さん、良かった。素敵でした。2016/02/09

七色一味

142
読破。なんだろう、時代小説ならではの大胆奇抜な設定。こう言うトンデモな上意も江戸時代ならありえるだけに、下知された方のどたばたぶりは滑稽です。そんなどたばたな中でも。舞台が東北の小藩、相手は天下の老中。抑圧された地方の怒りをぶちかますあたりは、胸がスカッとします。これが映画になったんだから、きっとそっちもおもしろいんだろうな♪2015/03/22

雑木林太郎

135
主人公湯長谷藩主 内藤政醇が実在した人物(Wikiで調べた)であったとは少し驚いた。結構、ハチャメチャな展開だったので、架空の藩名、人物名であるフィクションだとばかり思い込んでいた。また、老中 松平信祝も実在の人物(Wikiで調べた)であったのでさらに驚いた。つまり、この話はある程度、史実に基づいているのか?あとで、調べてみようっと。2015/07/30

Mumiu

133
ごめんなさい。読むのも超高速で雑に読ませていただきました。キャラが立っていてわかりやすかったです。政醇(まさあつ)は「のぼう様系」の領民に愛され藩主ですね。そんなキャラが続いたので、ちょっとひねくれたくもありますが、読者にも好感度高そうです。相馬様、あれは「正義のソロバン」です!なかなかいい武器でした。でもあれでは切腹はできません。政醇がもつ、わりとあたりまえの感覚が異質とされちゃうご公儀側近ってこわいですね。いい後味でございました。2014/06/03

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