出版社内容情報
不世出の冒険小説家・船戸与一が描く、ブラジルの闇。ブラジルに流れ着いた日本人たちの生き様を通して描かれる非情な現実。リオのカルナヴァル(謝肉祭)最後の夜、暗殺者の俺は、組織の裏切り者を狙ってビルの高層階に待機した。奴はリオの非合法地域に潜伏中だったが、この日はどの住民もサンバの踊り手として山車の上に乗らなければならない。俺は今、狙撃の瞬間を静かに待っている。(「カルナヴァル戦記」)他6篇を収めた珠玉の短編集。
カルナヴァル戦記 Assassino do Carnaval
ガリンペイロ Garimpeiro
ジャコビーナ街道 Avenida Jacobina
おタキ Otaki
バンデイラ Bandeira
ふたつの町にて Duas Cidade
アマゾン仙次 Amazon Senji
船戸 与一[フナド ヨイチ]
著・文・その他
内容説明
リオのカルナヴァル最後の夜、暗殺者のおれは、組織の裏切り者を狙ってビルの高層階に待機した。奴はリオの非合法地域に潜伏中だったが、この日はどの住民もサンバの踊り手として山車の上に乗らなければならない。おれは今、狙撃の瞬間を静かに待っている。(「カルナヴァル戦記」)他6篇を収めた珠玉の短編集。
著者等紹介
船戸与一[フナドヨイチ]
1944(昭和19)年、山口県生まれ。早稲田大学法学部卒、探検部に所属。出版社勤務を経てルポライターに。1975年豊浦志朗の筆名で『硬派と宿命』『叛アメリカ史』を発表。外浦吾朗の筆名で劇画『ゴルゴ13』の原作も執筆。1979年『非合法員』で冒険小説家としてデビュー。1985年『山猫の夏』で吉川英治文学新人賞、日本冒険小説協会大賞を受賞。1989年『伝説なき地』で日本推理作家協会賞を受賞。1992年『砂のクロニクル』で山本周五郎賞を受賞。2000年『虹の谷の五月』で直木賞を受賞する。癌との闘病を続けながら『満州国演義』全9巻を完結させ、2015年4月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥
drago @5/1~5石川・富山・新潟 車中泊旅行中。
ぼぶたろう
浦
紫の煙