講談社文庫<br> ハゲタカ〈4〉グリード〈下〉

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講談社文庫
ハゲタカ〈4〉グリード〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 512p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062930789
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報



真山 仁[マヤマ ジン]
著・文・その他

内容説明

ストラスバーグにアメリカン・ドリーム社買収の妨害工作を仕掛けられた鷲津政彦は、アメリカに宣戦布告する。AD社破綻のXデーに向けてウォール街が混乱する中、ワシントンDCがついに動き始めた。強欲の坩堝に身を置き、闘い続ける鷲津。その胸に秘められた衝撃の戦略とは。「ハゲタカ」シリーズ第四弾。

著者等紹介

真山仁[マヤマジン]
1962年、大阪府生まれ。同志社大学法学部政治学科卒業。読売新聞記者を経て、フリーランスとして独立。2004年、熾烈な企業買収の世界を赤裸々に描いた『ハゲタカ』(講談社文庫)で小説家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

321
再読すると、北村のパートが一番面白い。ジャッキーは右往左往しているだけで、その癖、常にいいポジションにいることにイラっとさせられる。それにしても鷲津の読みは小説ならではの神業レベル。というか、現実世界ではこんなに上手く、他人が駒のように動かないだろうと感じる、紙一重の描かれ方。ラストに向けての盛り上げ方が、過去作と比べても最も華々しいというか、舞台がアメリカなだけに、どこかハリウッド映画のような豪華さ。かくして鷲津は桁違いの富豪へと成り上がり、次作以降のハードルがとてつもなく高いものになってしまった。2019/10/14

KAZOO

112
下巻はやっと主人公が活躍する買収の動きが出てきますが、リーマンショックとの絡みで様々な動きがみられます。私はどちらかというと今回は新聞記者の動向や扱われ方に興味を持っていたのですが、社内正義を追求するには力不足の人物でした。残念です。日経新聞がモデルですかね。2017/08/14

小説を最初に書いた人にありがとう

95
昔は「日本を買い叩く!」でシリーズが始まり、とうとう「アメリカを買い叩く!」まで来ました。経済も政治も音痴だけど、本当に面白い。上下巻一気読み。鷲津のスケールの大きさに自分の仕事がちっちゃく思えてギャップに苛まれた。大国であり経済大国でもあるアメリカと闘う姿にしびれた!おまけに今回の勝ち方が日本人として最高にかっこよかった。続編が待ち遠しい。いまのギリシャ経済危機の影でも鷲津が暗躍している気がしてしまう。2015/07/07

にいにい

70
今作もたっぷり楽しんだ。鷲津がカッコ良すぎ!! 様々な人物、色々な伏線、スリル、謀略、どんでん返し、本当に面白かった。「ハゲタカ」シリーズ次回作は、ギリシャ、ユーロ危機かな、北村が気仙沼へ異動ということは、3.11も作品にされるのか?シリーズとは別に。飯島さんは相変わらずだけど、大物になりすぎ、恭平さんはもっと出てほしい。いい人鷲津も良いけど、情け無用のハゲタカも魅力だな。次は、どっちか。ジャッキーキャラも良かった。「欲望ではなく、矜恃こそがアメリカンスピリッツだったんだ」2015/07/09

アッシュ姉

65
シリーズ第四弾も面白かった。リーマンショックの舞台裏を臨場感たっぷりに感じながら、鷲津の痛快な活躍を堪能できる極上の経済エンターテイメント小説。政彦、世界を救う?自由の国アメリカの象徴を買収?戦略の全貌が見えてこないので、鷲津の真意がどこにあるのか最後まで分からず、ラストに明かされた目論見にほおおっと唸らされた。毎度ぐっときてしまうよ。鷲津かっこよすぎ。真のサムライも素敵だけど、暴れん坊将軍も恋しいわ。鷲津が暴れれば暴れるほど、私の血も騒ぐ。次回作を楽しみに待ちたい。2016/02/03

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