出版社内容情報
松岡 圭祐[マツオカ ケイスケ]
著・文・その他
内容説明
悪徳探偵を「駆除」するためにまったく手段を選ばない玲奈は、警察から常時マークされることになる。玲奈は監視をかわしながら、自分と家族の人生を破壊した「死神」を追い続ける。ついに姿を現した死神の驚くべき正体とは。あまりに過酷な闘いに、はたして玲奈の心は持ちこたえられるのか?
著者等紹介
松岡圭祐[マツオカケイスケ]
1968年、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーになる。代表作の『万能鑑定士Q』シリーズと、『千里眼』シリーズ(大藪春彦賞候補作)を合わせると累計1000万部を優に超える人気作家。『万能鑑定士Q』シリーズはブックウォーカー大賞2014文芸賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ソルティ
299
やばい、一気読みで止まらない!ドラマ見てた記憶が思い出され、澤柳菜奈が意外な人物なことに気づいた。しかしこの人は言葉が下品すぎてかなり不快。玲奈を挑発して玲奈もつられて酷い口調になるのが嫌。感情を煽っていることを表現したんだろうが玲奈には冷静な口調のままでいてほしかった。玲奈と琴葉が気まずくなった感情は分かりそうで分からない。だってこの状況で1人だけ選ぶとなったら仕方なくないか?「「いまいる場所から始めよ。持ってるものを使え。できることをしろ」玲奈は無表情に、須磨より先んじて告げてきた。「やってます」」2020/09/01
takaC
278
はち切れ過ぎててゲンナリしたⅡ以上に暴力シーン満載だったけど読む手が止められず結果的に一気読みになった。厳格に言えば朝昼晩の3回に分けてだけど。2017/05/10
Yunemo
259
今回もいろんな場面で薀蓄というかトリビアというか、いい雰囲気を醸し出してます。今までなかなかお目にかかっことがない知恵が身に沁みます。行く先が難しくなってきましたね。孤高の探偵、彼女がルールの展開で向かってほしいという気持が7割、どこかで人間らしさを表に出してほしいという願いが3割、なんやかんや言っても、間違いなく紗崎玲奈の生き方に惹かれるのは事実。いやというほどの孤独感を醸し出し、周りの人間を排除していくやり方に、どこかで共感している自分がいます。心的ダメージがトラウマとならないことだけを祈って次巻へ。2015/03/14
ナイスネイチャ
191
図書館本。過去二作もハードでしたが、今回はビジュアル的にも精神的にもハードでした。ここで一旦話として終わったんですが、次があるらしくどうなっていくのでしょうか?ドラマもどこまで映像化できるか興味深いです。2015/07/04
bookkeeper
175
★★★★★ 再読。ついに妹の仇"死神"との対決。復讐を果たした後の人生を既に諦めている玲奈が痛ましい。 互いの姉・妹の面影を重ね合わせて慕い合う玲奈と琴葉だが、イカン…別離フラグが立ちまくってるよ…。深夜にオムレツ作るシーンが泣ける。 "死神"は性格が捩くれまくって、SだかMだか、流石の貫禄(?)だった。激しいバイオレンスと涙、これまでのシリーズを楽しんできたなら感涙必至の盛り上がり!まだラスボスいるの?!もう玲奈さんを許してあげて… 「なら、なんで泣いてんの」2018/08/24