出版社内容情報
社会主義による変革を目指した青年は、やがて日本精神に目覚めアジア主義の理論家となる。戦犯となった大川周明の評伝。「始末に困る」至誠の人の思想形成と生涯。 荘内中学から五高時代、社会主義による変革を目指した青年はやがて日本精神に目覚めアジア主義の理論家となる。指導的宣伝家として戦犯となった大川周明の評伝。
学術文庫版まえがき
序 章 日本ファシズムと大川周明
第一章 若き社会主義者
第二章 人生の転機──日本とアジアへの目覚め
第三章 アジア復興と国内改造
第四章 破局への道
第五章 東京裁判以後
あとがき
参考文献
大川周明略年譜
大塚 健洋[オオツカ タケヒロ]
著・文・その他
内容説明
旧制荘内中学で社会主義に共鳴し、五高時代には黄金万能の資本主義社会打倒を訴えた扇動的学生・大川周明。帝大での宗教学研究から敬天・愛人・克己の思想を深め、さらに日本精神への回帰、アジア主義へと展開する思想的経路はいかなるものだったのか。また大東亜戦争の理論家として破局へと向かう道行とは?「始末に困る」至誠の人の思想と生涯。
目次
序章 日本ファシズムと大川周明
第1章 若き社会主義者
第2章 人生の転機―日本とアジアへの目覚め
第3章 アジア復興と国内改造
第4章 破局への道
第5章 東京裁判以後
著者等紹介
大塚健洋[オオツカタケヒロ]
1958年(昭和33年)、広島県に生まれる。1985年、京都大学大学院法学研究科修士課程修了。京都大学法学部助手を経て、姫路獨協大学講師、助教授、教授。現在、姫路獨協大学長。専攻は日本政治思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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