内容説明
万葉集から童謡まで、歴史をたどればユニークな鳴き声がいっぱい、日本人と鳥との愛情あふれる関係が見えてくる。楽しさ満載の日本語史。
目次
嬶嬶とよびわたる―カラス
ほほうほほうもほめことば―ウグイス
仏壇に本尊かけたか―ホトトギス
ひいる盗人とさけべば―トビ
虚空にしばしひひめいたり―ヌエ
お口をそろえてちいぱっぱ―スズメ
糊すりおけとよぶ声に―フクロウ
妻恋う声はけんけんほろろ―キジ
ちんちん千鳥のなく声は―チドリ
うたう声にも血の涙―ウトウ〔ほか〕
著者等紹介
山口仲美[ヤマグチナカミ]
1943年静岡県生まれ。お茶の水女子大学卒業。東京大学大学院修士課程修了。埼玉大学教養学部教授等を経て、明治大学国際日本学部教授。文学博士。第3回日本古典文学会賞、第12回金田一京助博士記念賞、2007年日本エッセイスト・クラブ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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