講談社文芸文庫<br> 夜逃げ町長

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講談社文芸文庫
夜逃げ町長

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  • サイズ 文庫判/ページ数 301p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062901130
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

夜逃げした町長の行方は?哄笑傑作文学! 出馬予定の県会議員選挙の前夜、突如姿をくらました町長の行方は? 地方の平和な田園風景の中に繰り広げられる珍妙・滑稽な人間模様。記録文学の傑作小説集。

内容説明

出馬予定の県会議員選挙の前夜、町長が行方をくらました。地方の平和な田園風景の中にくりひろげられる滑稽な人間模様の数々!事実に基づく題材を、鋭利で、しかも軽妙な文体で活写した記録文学の傑作。他に不可抗力として著者を襲った「落第について」、「幻、夢、うつつ。」など八つの作品集。

著者等紹介

杉浦明平[スギウラミンペイ]
1913・6・9~2001・3・14。評論家・歌人・小説家。愛知県生まれ。東京帝国大学国文学科卒。1949年、日本共産党入党。62年、離党。『小説渡辺崋山』で毎日出版文化賞。『ミケランジェロの手紙』の翻訳で、翻訳特別功労賞を受賞。10代で、「アララギ」に入会。様々な政治活動にもかかわる。『細胞生活』は大ベストセラーとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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チャリラン

2
読み始めてびっくり?舞台が愛知県だったので親しみを感じました。 ジャンルで言うと記録小説、ルポルタージュ系というらしい作品。田舎町の町政、選挙と利権を中心とした物語でリアル感はとても濃い。かなり事実に基づいているって感じて面白かったデス。  ただ、終わり方が尻切れトンボ?? 表題作以外に短編数話。いずれも戦後から高度経済成長期の話でそれぞれに通じるものがありました。筆者の反中央・一匹狼的思考が伝わってくる文章でした。 ★★★☆☆2012/09/22

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