講談社現代新書<br> 未来の年表―人口減少日本でこれから起きること

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講談社現代新書
未来の年表―人口減少日本でこれから起きること

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  • サイズ 新書判/ページ数 208p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062884310
  • NDC分類 334.31
  • Cコード C0236

出版社内容情報

大学倒産、介護離職増大、輸血用血液不足、空き家激増、火葬場不足――人口減少という「静かなる有事」がどう進むかをリアルに暴く! 日本が人口減少社会にあることは「常識」。だが、その実態を正確に知る人はどのくらいいるだろうか?
 人口減少に関する日々の変化というのは、極めてわずか。ゆえに人々を無関心にする。だが、それこそがこの問題の真の危機、「静かなる有事」である。

 書店には、人口減少・少子高齢社会の課題を論じた書物が数多く並ぶ。しかし、テーマを絞って論じるにとどまり、恐るべき日本の未来図を時系列に沿って、かつ体系的に解き明かす書物はこれまでなかった。それを明確にしておかなければ、講ずべき適切な対策とは何なのかを判断できず、日本の行く末を変えることは叶わないはずなのに、である。

 本書が、その画期的な役目を担おう。
 第1部は「人口減少カレンダー」とし、年代順に何が起こるのかを時系列に沿って、かつ体系的に示した。未来の現実をデータで示した「基礎編」である。第2部では、第1部で取り上げた問題への対策を「10の処方箋」として提示した。こちらは、全国の公務員・政策決定者にも向けた「応用編」と言える。

 これからの日本社会・日本経済を真摯に考えるうえでの必読書!


<主な内容>
第1部 人口減少カレンダー
2017年 「おばあちゃん大国」に変化
2018年 国立大学が倒産の危機へ
2019年 IT技術者が不足し始め、技術大国の地位揺らぐ
2020年 女性の2人に1人が50歳以上に
2021年 介護離職が大量発生する
2022年 「ひとり暮らし社会」が本格化する
2023年 企業の人件費がピークを迎え、経営を苦しめる
2024年 3人に1人が65歳以上の「超・高齢者大国」へ
2025年 ついに東京都も人口減少へ
2026年 認知症患者が700万人規模に
2027年 輸血用血液が不足する
2030年 百貨店も銀行も老人ホームも地方から消える
2033年 全国の住宅の3戸に1戸が空き家になる
・・・ほか

第2部 日本を救う10の処方箋 ――次世代のために、いま取り組むこと
「高齢者」を削減/24時間社会からの脱却/非居住エリアを明確化/中高年の地方移住推進/第3子以降に1000万円給付 
・・・ほか

はじめに
第1部 人口減少カレンダー
序 2016年、出生数は100万人を切った
2017年  「おばあちゃん大国」に変化
2018年  国立大学が倒産の危機へ
2019年  IT技術者が不足し始め、技術大国の地位揺らぐ
2020年  女性の2人に1人が50歳以上に
2021年  介護離職が大量発生する
2022年  「ひとり暮らし社会」が本格化する
2023年  企業の人件費がピークを迎え、経営を苦しめる
2024年  3人に1人が65歳以上の「超・高齢者大国」へ
2025年  ついに東京都も人口減少へ
2026年  認知症患者が700万人規模に
2027年  輸血用血液が不足する
2030年  百貨店も銀行も老人ホームも地方から消える
2033年  全国の住宅の3戸に1戸が空き家になる
2035年  「未婚大国」が誕生する
2039年  深刻な火葬場不足に陥る
2040年  自治体の半数が消滅の危機に
2042年  高齢者人口が約4000万人とピークに
2045年  東京都民の3人に1人が高齢者に
2050年  世界的な食料争奪戦に巻き込まれる
2065年? 外国人が無人の国土を占拠する
第2部 日本を救う10の処方箋 ――次世代のために、いま取り組むこと
序 小さくとも輝く国になるための第5の選択肢
1・「高齢者」を削減
2・24時間社会からの脱却
3・非居住エリアを明確化
4・都道府県を飛び地合併
5・国際分業の徹底
6・「匠の技」を活用
7・国費学生制度で人材育成
8・中高年の地方移住推進
9・セカンド市民制度を創設
10・第3子以降に1000万円給付
おわりに 未来を担う君たちへ
結びにかえて


河合 雅司[カワイ マサシ]
著・文・その他

内容説明

2035年、首都圏も高齢者が激増!「日本を救う処方箋」も本書で提言。

目次

第1部 人口減少カレンダー(序 2016年、出生数は100万人を切った;2017年 「おばあちゃん大国」に変化;2018年 国立大学が倒産の危機へ;2019年 IT技術者が不足し始め、技術大国の地位揺らぐ;2020年 女性の2人に1人が50歳以上に ほか)
第2部 日本を救う10の処方箋―次世代のために、いま取り組むこと(序 小さくとも輝く国になるための第5の選択肢;戦略的に縮む;豊かさを維持する;脱・東京一極集中;少子化対策)

著者等紹介

河合雅司[カワイマサシ]
1963年、名古屋市生まれ。産経新聞社論説委員、大正大学客員教授(専門は人口政策・社会保障政策)。中央大学卒業。内閣官房有識者会議委員、厚労省検討会委員、農水省第三者委員会委員、拓殖大学客員教授などを歴任。2014年、「ファイザー医学記事賞」大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

714
今後、段階的に進んで行く人口減。そして加速度を増す老齢化。これらは避けることのできない日本の未来像である。本書はそのことに伴う危機的状況を警告する。原宿が巣鴨のとげぬき地蔵通りのようなシルバー街道になる、などは笑って済ませるが、街のゴーストタウン化や医療崩壊など真の危機があらゆるところに噴出する。著者は解決策も提案しているが、その中の一つに老齢の定義を現在の65歳から75歳にというものがある。たしかにそうすれば、一気に解決するかもしれない。しかし、元気に働けて充実感を得られる人はいいが、一方で⇒ 2020/10/06

鉄之助

502
世界最速で「超高齢社会」に突入してしまった日本。「おばあちゃん大国」、「老老介護」、「認認介護」(認知症の高齢者が認知症の高齢者を介護)など暗い話ばかりが延々と続く。これが、近未来の日本の真実、「未来の年表」なのだ。実態が具体的統計などで裏打ちされている。肝心な処方箋で、おもしろかったのは、「低家賃の高齢者住宅」を国などが整備する。新天地で青春を取り戻す。「知の巨人村構想」など。いづれにしても、国や地方自治体を当てにせず、いかに元気で生き抜くかが、勝負だろう。2024/01/06

mitei

446
この国が将来直面するであろう問題に真っ向から取り組んだ一冊。と同時に今の若者が確実に遭遇するであろう問題で興味があった。たしかに周りを見ても年々子供が居なくなって高齢者が増えて来ているように感じるし、人口も減って来ているなぁと言うのも感じる。この問題に完全に対応しようと思うと、著者の言う通り長い目で政権が変わろうと対策部門が必ず必要と思うし、若い人が入らないといけないと思う。中々難しいなぁ。2018/04/10

hit4papa

406
様々な統計数値から今後の日本を予想するものです。年表としてあらわしていて、「2039年深刻な火葬場不足」、「2115年日本の総人口5055万5000人」といったように、読み進めると衝撃的を受けてしまいます。少子高齢化の弊害として、労働の問題、大学の問題、企業経営の問題等々を取り上げていて、数値があるゆえに強烈な説得力があります。深刻な将来に向けて、著者の提言に興味深々です。コンビニに代表される24時間のサービスを享受するのを諦める、街をコンパクト化して人々の暮らしを集約するといった処方箋は共感できました。2018/08/20

ehirano1

361
2017年に刊行で2023年の今になって後出しジャンケンみたいな感じで読む羽目になりましたwww。概ね予想は的中といったところですが、やはりコロナだけは予想外(害)のファクターでしたね。そして、コロナこそがゲームのルールチェンジをもたらすスイッチになったような感があります。だけど、そんなこんなも人類はきっと乗り越えていくんだと信じたいです。2023/08/02

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