講談社現代新書<br> アメリカ帝国の終焉―勃興するアジアと多極化世界

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講談社現代新書
アメリカ帝国の終焉―勃興するアジアと多極化世界

  • 進藤 榮一【著】
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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062884136
  • NDC分類 319
  • Cコード C0231

出版社内容情報

トランプ当選は、2つのキャピタル――資本と首都への反発がもたらした! 米国の終焉と興隆するアジアを読み、日本の針路を問う。世界を徘徊するポピュリズムとテロリズムという二匹の妖怪。ブレグジット、トランプ・ショック、その次は?

アメリカ大衆の反逆、泥沼化する中東、勃興するアジア型資本主義――、これが多極化世界の新しい見取り図だ!

世界最大の自動車生産都市として栄華を誇ったアメリカ・デトロイトの荒廃が示す、「ものづくり資本主義」から「金融証券資本主義」への変貌。首都ワシントンの職業政治家、ウォール街への大衆の反逆。

アフガニスタン、イラク、そしてシリアと、中東でつづけられる「もっとも長い戦争」の裏で進む、アメリカの「軍産官複合体」国家化。

その一方で、インドネシア・ジャカルタや中国・寧夏の喧噪が示す、欧米型とは異なる新興アジア型資本主義の興隆。

米欧日などの先進国から、中国やインドなど新興国への主軸転換、南北が逆転しつつある、新しいグローバリズムを、北海道・十勝をはじめとした、日本の地方の中小企業はどう生き抜こうとしているのか。

トランプ・ショック以後の、「同盟の作法」を、長年、国際政治を追跡してきた著者が描き出す。

はじめに 晩秋の旅から
序章   トランプ・ショック以後
      1 二匹の妖怪
      2 二つのグローバル化
      3 二つのアメリカン・ポピュリズム
      4 トランプのつくる世界
第一章 衰退する帝国――情報革命の逆説
      1 デトロイトの冬
      2 解体するアメリカ
      3 過剰拡張する帝国
      4 情報革命の逆説
      5 失われていく覇権
第二章  テロリズムと新軍産官複合体国家――喪失するヘゲモニー
      1 テロリズムという闇
      2 テロリズムとは何か
      3 新軍産官複合体国家へ
第三章  勃興するアジア――資本主義の終焉を超えて
      1 ジャカルタの夏
      2 勃興するアジア資本主義
      3 太平洋トライアングルからアジア生産通商共同体へ
終章   同盟の作法――グローバル化を生き抜く知恵
      1 もう一つの中国
      2 空間オーナスから空間ボーナスへ
      3 同盟の作法
      4 グローバル化を生き抜く知恵


進藤 榮一[シンドウ エイイチ]
著・文・その他

内容説明

変貌する国際関係を追跡してきた著者が、アメリカ・デトロイト、インドネシア・ジャカルタ、中国・寧夏、日本・北海道を歩きながら描き出す、グローバリズムを日本が生き抜くための知恵。

目次

序章 トランプ・ショック以後(二匹の妖怪;二つのグローバル化;二つのアメリカン・ポピュリズム;トランプのつくる世界)
第1章 衰退する帝国―情報革命の逆説(デトロイトの冬;解体するアメリカ;過剰拡張する帝国;情報革命の逆説;失われていく覇権)
第2章 テロリズムと新軍産官複合体国家―喪失するヘゲモニー(テロリズムという闇;テロリズムとは何か;新軍産官複合体国家へ)
第3章 勃興するアジア―資本主義の終焉を超えて(ジャカルタの夏;勃興するアジア資本主義;太平洋トライアングルからアジア生産通商共同体へ)
終章 同盟の作法―グローバル化を生き抜く知恵(もう一つの中国;空間オーナスから空間ボーナスへ;同盟の作法;グローバル化を生き抜く知恵)

著者等紹介

進藤榮一[シンドウエイイチ]
1939年、北海道生まれ。京都大学法学部卒業。同大学大学院法学研究科博士課程修了。法学博士。筑波大学教授、ハーバード大学、プリンストン大学などの研究員、早稲田大学アジア研究機構客員教授などの研究員、早稲田大学アジア研究機構客員教授などを歴任。現在、筑波大学名誉教授、アジア連合大学院機構理事長。専門はアメリカ外交、国際政治経済学。『現代アメリカ外交序説』で吉田茂賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

skunk_c

18
21世紀に入りアメリカがカジノ資本主義とでも言うべき金融中心の経済(日本はそれに追従)で「金稼ぎ」に邁進する間に、アジアNIEsから中国、そしてASEANに世界の工業生産の重心が移ったことをデータを上げながら説く。これはアメリカが世界システムの中でヘゲモニー国家ではなくなりつつある(著者はウォーラーステインに依拠はしていないが)といえるのではないか。そして日本はそのアジアの一角を担う道を選ぶべきとする。経済に関しては説得力があるが、やはり問題は政治ではないか。本書はそこの部分の分析が弱い気がする。2017/06/07

coolflat

15
要はトランプ大統領の誕生が象徴するように、「金融証券資本主義の否定」=「アメリカ帝国の終焉」が始まったよ、と言っている本。特に目新しくもないが、水野和夫氏が言う、「主要先進諸国の超低金利政策」=「資本主義の終焉」を真っ向から否定している点には興味を引いた。中国やインド、インドネシアなど新興国の金利は90年代以後、ほぼ一貫して5%内外、それ以上を維持している。つまり米欧日の余剰資本は、低金利の先進国市場を嫌って、高金利の新興国市場へと流れている。資本主義は終焉することなく、逆に形を変え勃興し続けている、と。2017/12/08

樋口佳之

9
直近でその地を戦場として戦争を行った国であること、国内の一部はそれをいまだ是としていることが障害になっている。もったいない話。2017/09/08

山のトンネル

7
流し読み。再読予定。『アメリカ帝国の終焉』というタイトルだが、アメリカの衰退については前半部分のみであり、後半はアジアの勃興と中国の成長について主に述べている。あくまでも本書は、中国とアジアの成長がこのまま著しく続いていくという前提で述べられている点に注意して読むのが良さそう。問い:アメリカの衰亡に対してアメリカ自身はどのような対策をとっていくのか?図書館で読みたい。2022/03/03

ダンボー1号

7
印象に残ったのは 「中国経済の停滞」と叫ぶ国内メディア。 確かに中国経済失速バブル崩壊的なビジネス書はここ4.5年よくみる。 が、それは我々の願望の表れで 売れるタイトルだからかもしれない。米国の栄光はそう続かない。米国依存から離れ 普通の国」になるチャンス到来ととらえたほうがいいかもしれない。・・・・確かに製造業は圧倒的に米国の部は悪いが グローバルIT企業は圧倒している。 2017/09/13

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