出版社内容情報
鶴翼、車懸、魚鱗…。なぜ大河ドラマ等では説得力に乏しい会戦シーンがまかり通るのか。陣形の変遷を辿ってわかった衝撃の中世軍事史◆鶴翼、車懸、魚鱗…「兵法」の意外な新事実◆
軍勢を軍隊へと改めたのは織田信長ではなかった!?
甲斐武田氏と越後上杉氏が取り組んだ軍制改革の中身とは!?
歴史とは事実であらねばならない――。
徹底的に真実を掘り起こした渾身の一冊。
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◆伊東潤氏絶賛!◆
川中島の、三方ヶ原の、関ヶ原の実相はこうだったのか!
頭を割られたような衝撃が走る。中世軍事史に一石を投じる快作。
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◆本書のおもな内容◆
序 章 鶴翼の陣に対する疑問から
第一章 武士以前の陣形
第二章 武士の勃興と陣形の黎明
第三章 中世の合戦と定型なき陣形
第四章 武田氏と上杉氏にあらわれた陣形
第五章 川中島・三方ヶ原・関ヶ原合戦の虚実
第六章 大坂の陣と伊達政宗の布陣
終 章 繰り返される推演としての陣形
◆序 章 鶴翼の陣に対する疑問から
会戦と陣形/よくしられる「鶴翼の陣」のイメージ/陣形の基礎を見直す ほか
◆第一章 武士以前の陣形
七世紀後半―律令制の開始―とともにはじまった陣形の歴史/「三段撃ち」は鉄砲以前からあった/秩序ある戦闘隊形と隊伍/八世紀の兵種別編成/海外から輸入された「八陣」 ほか
◆第二章 武士の勃興と陣形の黎明
『太平記』に登場する「魚鱗懸りの陣」/「魚鱗」に控えて「虎韜」で取り囲む/「鳥雲の陣」に敗北する小楠公 ほか
◆第三章 中世の合戦と定型なき陣形
足利尊氏の軍事編成/武蔵野合戦―300騎の「魚鱗」と3000騎余の「鶴翼」/中世における兵種別編成の萌芽 ほか
◆第四章 武田氏と上杉氏にあらわれた陣形
中世の軍勢から近世の軍隊へ/「鉄砲の伝来と浸透」による環境の変化/「足軽・雑兵の台頭」と歩兵の充実/山本勘介の「八陣」/戦国初の「八陣」あらわる/信玄の軍制改革と東国大名の先進性/村上義清の必勝隊形/正戦思想の上杉謙信/謙信の旗本編成 ほか
◆第五章 川中島・三方ヶ原・関ヶ原合戦の虚実
有名な合戦布陣を再考する/[1]川中島合戦の虚実/[2]三方ヶ原合戦の虚実/[3]関ヶ原合戦の虚実 ほか
◆第六章 大坂の陣と伊達政宗の布陣
大坂の陣勃発/伊達政宗の陣立/五段隊形の片倉隊とほぼ鉄砲のみの伊達隊/伊達政宗の片倉重綱に対する扱い ほか
◆終 章 繰り返される推演としての陣形
徳川時代によみがえる武田流「八陣」/現代にもよみがえる武田八陣 ほか
乃至 政彦[ナイシ マサヒコ]
著・文・その他
内容説明
軍勢を軍隊へと改めたのは織田信長ではなかった!?甲斐武田氏と越後上杉氏が取り組んだ軍制改革の中身とは!?歴史とは事実であらねばならない―。徹底的に真実を掘り起こした渾身の一冊。
目次
序章 鶴翼の陣に対する疑問から
第1章 武士以前の陣形
第2章 武士の勃興と陣形の黎明
第3章 中世の合戦と定型なき陣形
第4章 武田氏と上杉氏にあらわれた陣形
第5章 川中島・三方ヶ原・関ヶ原合戦の虚実
第6章 大坂の陣と伊達政宗の布陣
終章 繰り返される推演としての陣形
著者等紹介
乃至政彦[ナイシマサヒコ]
1974年香川県生まれ。戦国史研究家。越後長尾氏と公儀、中世の陣立、武家の精神と性愛など、未開拓の研究領域に切り込む。テレビの歴史番組にも出演(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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future4227
さつき
とろとろ