講談社現代新書<br> 世界史を変えた薬

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講談社現代新書
世界史を変えた薬

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  • サイズ 新書判/ページ数 192p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062883382
  • NDC分類 499.1
  • Cコード C0247

出版社内容情報

日本人の平均寿命はわずか100年で2倍に伸びた! 人類の寿命を劇的に延ばした立役者はお馴染みの医薬品だった!医薬品というものは、どうにも不思議な代物だ。老若男女を問わず、誰もが薬のお世話になっているにもかかわらず、薬について詳しいことはほとんど何も知られていないに等しい。口から飲み込んだ小さな錠剤が、どのようにして患部に届いて痛みや炎症を鎮めるのか、簡単にでも説明できる人は相当に少ないだろう。

近年は、医薬品の過剰投与や副作用などネガティブな側面ばかりが強調されがちだが、人類は医薬品の発明によってその寿命を飛躍的に伸ばしていた。「死の病」と恐れてきた感染症は、抗生物質の発明により、ありふれた病気になった。あまり意識されないが、いくつかの医薬品は間違いなく、世界史を変え、人類の運命を変えてきた。

医薬の科学はなおも発展の途上にあり、今後さらに大きく社会を変えてゆく可能性を秘めている――というより、確実に変えてゆくことだろう。とすれば、医薬と人類の関わりを、歴史の流れに沿って眺めておくのは、意義のある試みであるに違いない。

第1章 医薬のあけぼの
第2章 ビタミンC 海の男たちが恐れた謎の病気
第3章 キニーネ 名君を救った特効薬
第4章 モルヒネ 天国と地獄をもたらす物質
第5章 麻酔薬 痛みとの果てしなき闘い
第6章 消毒薬 ゼンメルワイスとリスターの物語
第7章 サルファ剤 道を切り拓いた「赤い奇跡」
第8章 サルファ剤「奇跡の感染症治療薬」誕生の物語
第9章 ペニシリン 世界史を変えた「ありふれた薬」
第10章 アスピリン 三つの世紀に君臨した医薬の王者
第11章 エイズ治療薬 日本人が初めて創った抗HIV薬


佐藤 健太郎[サトウ ケンタロウ]
著・文・その他

内容説明

「あの薬」がなかったら、世界の運命は変わっていた!もし、コロンブスがビタミンCを知っていたら。もし、チャーチルが感染症で急死していたら。もし、モルヒネの構造が原子ひとつ違っていたら。世界の歴史は、全く違っていたかもしれない!?

目次

医薬のあけぼの
ビタミンC―海の男たちが恐れた謎の病気
キニーネ―名君を救った特効薬
モルヒネ―天国と地獄をもたらす物質
麻酔薬―痛みとの果てしなき闘い
消毒薬―ゼンメルワイスとリスターの物語
サルバルサン―不治の性病「梅毒」の救世主
サルファ剤―道を切り拓いた「赤い奇跡」
ペニシリン―世界史を変えた「ありふれた薬」
アスピリン―三つの世紀に君臨した医薬の王者
エイズ治療薬―日本人が初めて創った抗ウイルス薬

著者等紹介

佐藤健太郎[サトウケンタロウ]
1970年、兵庫県生まれ。東京工業大学大学院理工学研究科修士課程修了。医薬品メーカーの研究職、東京大学大学院理学系研究科広報担当特任助教等を経て、現在はサイエンスライター。2010年、『医薬品クライシス』(新潮新書)で科学ジャーナリスト賞。2011年、化学コミュニケーション賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ユウユウ

47
とても読みやすく内容も面白かった。歴史は英雄や悪人によって作られてるわけではないのですね。2016/09/16

十川×三(とがわばつぞう)

46
面白い。▼10薬紹介。ビタミンC,キニーネ,モルヒネ,麻酔薬,消毒薬,サンバルサン,サルファ剤,ペニシリン,アスピリン,エイズ治療薬。▼科学的に効かないはずの薬が、心から効くと信じる事から効いたと感じてしまう不思議。その為、効果がないと判定を下すのに数千年かかった。▼壊血病薬発見。現代の臨床試験の基礎はリンドが作った。2023/05/30

リキヨシオ

42
平均寿命が80歳を超えた日本、長寿大国である事が当たり前になっているけど、100年前の日本人の平均寿命は40歳、縄文時代の平均寿命は15歳だったと推定され、今以上に病気への恐怖と病気による死に現実味があった。人類の歩んできた歴史の裏側には病原菌による多大な犠牲があり、薬と病気の研究は文明の発展に大きく影響があったんだと思った。本書では、ビタミンC、キニーネ、モルヒネ、麻酔薬、消毒薬、サルバルサン、サルファ剤、ペニシリン、アスピリン、エイズ治療薬…といった「世界史を変えた薬」が紹介されている…とても面白い!2016/05/01

fwhd8325

41
一時期、薬を毛嫌いしていた時期があり、民間療法まではいかないけれど、おばあちゃんの知恵的なものにこだわっていた。そもそも薬の元となるものは、私たちの暮らしの中にあるものと言うことは、この著書でも明らかです。薬という武器を作り上げると、ウィルスがこれに対抗して脅威を増幅させるという図式は、どこかで自然に逆らっているのではと感じてしまうのです。2016/07/19

姉勤

40
壊血病にはビタミンC、マラリアにはキニーネ、苦痛にはモルヒネ、外科手術には麻酔薬、梅毒、結核、エイズ…有史以来、生老病死に抗するため、薬の発見、開発、衛生を発明してきた人類。もし、発見されなかったら?もっと早く発見されていたら?医療という視点での世界史のIFと意義。効能の仕組み、以後の影響など、非常にわかりやすく面白い。 そして脚気の治療方の流布を妨害した森鴎外のごとく、既得権や利権、虚栄心などという、エゴという病を得た医学者も載っている。2016/06/27

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