講談社現代新書<br> 加藤周一を記憶する

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講談社現代新書
加藤周一を記憶する

  • 成田 龍一【著】
  • 価格 ¥1,430(本体¥1,300)
  • 講談社(2015/04発売)
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  • サイズ 新書判/ページ数 458p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062883108
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0295

出版社内容情報

戦後の代表的知識人、加藤周一の改憲論議・文明評論・文化論等の功績は、世界も日本も混迷する現在だからこそ再確認する必然がある。日本の「敗戦後」を問い続けた評論家加藤周一の軌跡を丁寧に追う試み。
加藤周一の代表的著作である『言葉と戦車』『日本文学史序説』「夕陽妄語」を中心に、その評論活動の出発点となった1946年の論考の意義、西洋と日本を行き来して得た1960年代の「日本文化」への深い言及、力を注いだ1980年代の同時代時評、そして「九条の会」の呼びかけ人となった21世紀初頭まで、加藤周一が日本の言論界に与えた影響力を考察する。
[本の構成]
第一章 「急進的知識人」として
第二章 「雑種文化」の地平
第三章 加藤周一の世界/日本
第四章 自伝とことばと文学と
第五章 時評のなかの加藤周一

成田 龍一[ナリタ リュウイチ]
著・文・その他

内容説明

代表的知識人は日本の「敗戦後」をどう問い続けたのか。時代を超え、世代を超えて「歴史認識」を考えてみないか。日本と向き合い、希望を託す精神。

目次

はじめに 加藤周一と戦後(戦後と知識人;「またぎ越し」の意味;「戦後」の問い方を問う ほか)
第1章 「急進的知識人」として(はじまりとしての一九四六年;マチネ・ポエティク;一九五〇年前後 ほか)
第2章 『雑種文化』の地平(「西洋」の地で;『雑種文化』とその構成;再考される「戦争」 ほか)
第3章 加藤周一の世界/日本(日本からの離脱;一九六〇年代;知識人原論)
第4章 自伝とことばと文学と(『羊の歌』を読む;『続 羊の歌』;一九六八年の加藤周一 ほか)
第5章 時評のなかの加藤周一(「戦後知」の変容のなかで;「夕陽妄語」散見)
おわりに 知識人・加藤周一(知識人として生きたひと;知識人の喪失した時代に希求されて;9条の「精神を生かすこと」 ほか)

著者等紹介

成田龍一[ナリタリュウイチ]
1951年、大阪市生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。文学博士。専攻は、近現代日本史。現在、日本女子大学人間社会学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

23
戦後知の構図(23頁~)。渡辺一夫は、読書によって戦時生活をしのいでいるが、抵抗への着目は、加藤が渡辺の眼を共有していることにもなる(51頁)という。恩師の故佐藤先生もまた、行列に並んで岩波文庫を渇望していたという話を思い出した。知的自由としての読書が戦時の不自由をなんとかしていたのだろうか(私は戦後人でわからない)。抵抗は国民的性質と革命的性質の両面をもつ(70頁~)。1951年10月、加藤は仏留学(106頁)。日本文化の雑種性を主張(128頁~)。2015/08/13

モリータ

11
先週研究会の前に発作的に買った新書。あわてて読まなくてもいいものだったが、なんとなく。2015/04/26

よしひろ

9
加藤周一の知性。同時代評論に力を注いだ。一つの現象、一人の人間について、深く鋭い見識で意見する。その裏にある膨大な教養について知りたいと思った。2016/03/13

Ikkoku-Kan Is Forever..!!

4
筆者の問題意識は「戦後」を如何に語るかという問題。「いったん『戦後思想』が整理されてしまうと、『戦後』はその整理されたラインで考えられてしまいます」p446と言う筆者は加藤の思索の「変化」を総体として問わずに筆者のいう「またぎ越し」という概念を用いて「〈いま〉の問い方」として捉えようとする。結果的に何言いたいのかさっぱりわかんない本になっている。そもそも「戦後思想」は整理されているのか。そもそも加藤の「思想」とはどういうもので、戦後思想史にどのように位置づけられるものなのか?「記憶」の前にそこからな気が。2015/08/25

ご〜ちゃん

3
加藤周一さんの本を読み直した上で、もう一度この本を読み返してみたら、感じるところが違ってくると思う。加藤周一さんを知る上での一本の補助線となる本。2016/05/04

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