講談社現代新書<br> 愛と暴力の戦後とその後

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講談社現代新書
愛と暴力の戦後とその後

  • 赤坂 真理【著】
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  • サイズ 新書判/ページ数 304p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062882460
  • NDC分類 210.76
  • Cコード C0221

出版社内容情報

『東京プリズン』で大きな話題を呼んだ作家が自らの実体験と戦後日本史を接続させて語る、まったく新しい日本論。《国のかたち》が揺らぐいま、必読の日本論!
この国の現代史を理解するための、はじめの一冊

あの敗戦、天皇、アメリカ、憲法、安保闘争、バブル、オウム事件、そして3.11……

誰かが何かを忘れようとしていた。
誰もが何かを忘れようとしていた。

『東京プリズン』の作家が、私たちが消してきた記憶をつむぐ。


【推薦! 驚愕!】

いまの時期にこそふさわしい、戦後社会と民主主義について深く検討する本――高橋源一郎氏

日本とは何か。お前は何者だと、問い詰めてくる。驚愕し、恐怖して読み終わった。こんな本は初めてだ――鈴木邦男氏


【目 次】

プロローグ 二つの川
 第1章   母と沈黙と私
 第2章   日本語は誰のものか
 第3章   消えた空き地とガキ大将
 第4章   安保闘争とは何だったのか
 第5章   一九八〇年の断絶
 第6章   オウムはなぜ語りにくいか
 第7章   この国を覆う閉塞感の正体
 第8章   憲法を考える補助線
 終 章   誰が犠牲になったのか
エピローグ まったく新しい物語のために


【まえがき】 

「これは、研究者ではない一人のごく普通の日本人が、自国の近現代史を知ろうともがいた一つの記録である。
それがあまりにわからなかったし、教えられもしなかったから。
私は歴史に詳しいわけではない。けれど、知る過程で、習ったなけなしの前提さえも、危うく思える体験をたくさんした。
そのときは、習ったことより原典を信じることにした。
少なからぬ「原典」が、英語だったりした。

これは、一つの問いの書である。
問い自体、新しく立てなければいけないのではと、思った一人の普通の日本人の、その過程の記録である。

プロローグ 二つの川
第1章 母と沈黙と私
第2章 日本語はどこまで私たちのものか
第3章 消えた空き地とガキ大将
第4章 安保闘争とは何だったのか
第5章 一九八〇年の断絶
第6章 オウムはなぜ語りにくいか
第7章 この国を覆う閉塞感の正体
第8章 憲法を考える補助線
終 章 誰が犠牲になったのか
エピローグ まったく新しい物語のために


赤坂 真理[アカサカ マリ]
著・文・その他

内容説明

なぜ私たちはこんなに歴史と切れているのか?『東京プリズン』の作家がこの国の“語りえないもの”を語る。

目次

プロローグ 二つの川
第1章 母と沈黙と私
第2章 日本語はどこまで私たちのものか
第3章 消えた空き地とガキ大将
第4章 安保闘争とは何だったのか
第5章 一九八〇年の断絶
第6章 オウムはなぜ語りにくいか
第7章 この国を覆う閉塞感の正体
第8章 憲法を考える補助線
終章 誰が犠牲になったのか
エピローグ まったく新しい物語のために

著者等紹介

赤坂真理[アカサカマリ]
1964年、東京生まれ。作家。95年に「起爆者」でデビュー。2012年に刊行した『東京プリズン』(河出書房新社)で毎日出版文化賞・司馬遼太郎賞・紫式部文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

357
本書は『東京プリズン』を補完するものとして書かれた。主としては日本にとっての戦後とは何だったのかを単に教科書的につまり観念的にではなく、自己の実体験化させたところで捉え直そうとする試みである。その結果、いわば虚妄の戦後史を炙りだしていくことになった。さらに遡行するならば、明治維新さえも疑わしい。そして、「明治の日本は、近代国家では、なかったのではないか」という、日本にとっての近代の根源にまで迫るのである。憲法問題からオウムに至るまで縦横無尽に語るようでいて、根幹は一つである。きわめて示唆に富む思索だ。2016/10/15

遥かなる想い

222
2015年新書大賞第4位。 今の世界が創られる最中に生きた著者が 「その最中」を語った本である。著者が 歴史の専門家でないのが気持ちよい。 素直な意見が素直に読者の心に入る。 天皇制、安保闘争、浅間山荘事件、 恋愛至上主義、オウム..やや発散しすぎる 構成が気になるが、時代を軽く振り返るには ちょうどよい本である。2016/01/31

marco

59
『東京プリズン』の赤坂真理さんが、自身の肌感覚で記した戦後論。肌感覚だから打算がない。東京の五輪招致に冷水を浴びせるなど、読んでいで小気味いい。政治家にもマスコミにも期待できないいま、勇気ある作家こそが希望に思えてくる。2014/12/29

Tui

48
著者の「東京プリズン」を読んだ時、ただ事ではないと鳥肌が立った。その解説書ともいえる本著。日本の戦後史の検証を、事実を時系列に並べるのでなく、違和感から感覚的に進めている。その根底にあるのは、戦後日本人が選んできた道筋への戸惑いだ。よくぞ言ってくれた!と唸ったのは、お笑い芸人を同質集団内部の調停者であると述べているところ。『ひな壇芸人が会するバラエティを見ているとよく、閉鎖集団のいじめを見る気持ちになるのだ』と。ある年末特番で出川と狩野がイジられる場面を見たときの不気味さを思い出した。2015/10/03

ネギっ子gen

41
ようやく、読メを始めて以来の念願だった、この著者名を“本棚”に刻すことができた。その第1作目は、高橋源一郎氏が、<いまの時代にこそ相応しい、戦後社会と民主主義について深く検討する本>と絶賛した、この書から――。なぜ、私たちはこんなに歴史と切れているのか? あの敗戦、新憲法、安保闘争、バブル、オウム事件、そして3・11……。“知っているつもり”をやめ、虚心に問い詰めることで、新たな発見が。『東京プリズン』の作家が、自らの実体験と戦後日本史を接続させ、この国の“語りえないもの”がターゲットの、驚きの日本論。⇒2021/06/15

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