出版社内容情報
『東京プリズン』で大きな話題を呼んだ作家が自らの実体験と戦後日本史を接続させて語る、まったく新しい日本論。《国のかたち》が揺らぐいま、必読の日本論!
この国の現代史を理解するための、はじめの一冊
あの敗戦、天皇、アメリカ、憲法、安保闘争、バブル、オウム事件、そして3.11……
誰かが何かを忘れようとしていた。
誰もが何かを忘れようとしていた。
『東京プリズン』の作家が、私たちが消してきた記憶をつむぐ。
【推薦! 驚愕!】
いまの時期にこそふさわしい、戦後社会と民主主義について深く検討する本――高橋源一郎氏
日本とは何か。お前は何者だと、問い詰めてくる。驚愕し、恐怖して読み終わった。こんな本は初めてだ――鈴木邦男氏
【目 次】
プロローグ 二つの川
第1章 母と沈黙と私
第2章 日本語は誰のものか
第3章 消えた空き地とガキ大将
第4章 安保闘争とは何だったのか
第5章 一九八〇年の断絶
第6章 オウムはなぜ語りにくいか
第7章 この国を覆う閉塞感の正体
第8章 憲法を考える補助線
終 章 誰が犠牲になったのか
エピローグ まったく新しい物語のために
【まえがき】
「これは、研究者ではない一人のごく普通の日本人が、自国の近現代史を知ろうともがいた一つの記録である。
それがあまりにわからなかったし、教えられもしなかったから。
私は歴史に詳しいわけではない。けれど、知る過程で、習ったなけなしの前提さえも、危うく思える体験をたくさんした。
そのときは、習ったことより原典を信じることにした。
少なからぬ「原典」が、英語だったりした。
これは、一つの問いの書である。
問い自体、新しく立てなければいけないのではと、思った一人の普通の日本人の、その過程の記録である。
プロローグ 二つの川
第1章 母と沈黙と私
第2章 日本語はどこまで私たちのものか
第3章 消えた空き地とガキ大将
第4章 安保闘争とは何だったのか
第5章 一九八〇年の断絶
第6章 オウムはなぜ語りにくいか
第7章 この国を覆う閉塞感の正体
第8章 憲法を考える補助線
終 章 誰が犠牲になったのか
エピローグ まったく新しい物語のために
赤坂 真理[アカサカ マリ]
著・文・その他
内容説明
なぜ私たちはこんなに歴史と切れているのか?『東京プリズン』の作家がこの国の“語りえないもの”を語る。
目次
プロローグ 二つの川
第1章 母と沈黙と私
第2章 日本語はどこまで私たちのものか
第3章 消えた空き地とガキ大将
第4章 安保闘争とは何だったのか
第5章 一九八〇年の断絶
第6章 オウムはなぜ語りにくいか
第7章 この国を覆う閉塞感の正体
第8章 憲法を考える補助線
終章 誰が犠牲になったのか
エピローグ まったく新しい物語のために
著者等紹介
赤坂真理[アカサカマリ]
1964年、東京生まれ。作家。95年に「起爆者」でデビュー。2012年に刊行した『東京プリズン』(河出書房新社)で毎日出版文化賞・司馬遼太郎賞・紫式部文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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