講談社現代新書<br> 反教育論―猿の思考から超猿の思考へ

個数:
電子版価格
¥935
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

講談社現代新書
反教育論―猿の思考から超猿の思考へ

  • 泉谷 閑示【著】
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • 講談社(2013/02発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 18pt
  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年04月28日 17時42分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 240p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062881951
  • NDC分類 370.4
  • Cコード C0237

出版社内容情報

なぜ思考できない人間が増えるのか? 注目の精神科医が現代の常識、教育に対し強烈にダメ出しする。真の思考を目指すためのヒント。「好き嫌いはいけない」「大人の言うことはきちんと聞きなさい」
「基礎が大切」「わがままはダメ」「嘘はつかない」「秘密は持たない」・・・・・・。
しつけや教育の現場でよく聞かれるこの言葉。でもそれって本当の事だろうか?
精神療法を行う著者のクリニックには、今日も多くの「生きる目的」「何をしたらいいかわからない」「したいことがない」と悩み多くのクライアントが訪れる。
エネルギーが感じられなくて、精神的に「去勢」されたような感じ。
治療の過程で、彼らがそうなった根源を探っていくと、
必ず彼らが受けた「教育」「しつけ」の問題にいきつく。
「自律した人に育ってほしい」と言う一方で、それと反対に「従順なよい子」の振る舞いを期待する大人たち。それに応えようとする子供たち。
そうして育った子供たちが、結局効率的とか合理的な考え方しかできない思考停止人間になっていく。
これっておかしくないか?
注目の精神科医が現代のしつけ、教育の常識に強烈にダメ出しする。人間らしい真の思考を目指すためのヒント。

第1章 真の思考とは何か
第2章 われわれの内なるオオカミとサル
第3章 「教育」に潜む根本的問題
第4章 「正しい子育て」が子供をダメにする
第5章 超猿の思考


泉谷 閑示[イズミヤ カンジ]
著・文・その他

内容説明

「よい子」ほどダメになる。「好き嫌いは言わない」「秘密は持たない」「基礎は大切」「わがままはだめ」…こんな「常識」にとらわれていませんか。

目次

第1章 真の思考とは何か(「考える」ということ;「記憶力が良い」のは「頭が良い」ことではない ほか)
第2章 われわれの内なるオオカミとサル(『哲学者とオオカミ』;オオカミの世界 ほか)
第3章 「教育」に潜む根本的問題(人間には「教育」が必要という思い込み;「教育」は人間を信頼しているか ほか)
第4章 「正しい子育て」が子供をダメにする(「良い学習環境」は本当に必要か?;「あとで苦労しないために」という考え方の間違い ほか)
第5章 超猿の思考(「猿の思考」からの脱却;「習う」から「盗む」へ ほか)

著者等紹介

泉谷閑示[イズミヤカンジ]
1962年秋田県生まれ。東北大学医学部卒業。精神科医。大学時代に音楽理論や作曲法の個人教授を受ける。東京医科歯科大学医学部附属病院、財団法人神経研究所附属晴和病院等に勤務したのち渡仏、パリ・エコールノルマル音楽院に留学。同時に、パリ日本人学校教育相談員を務めた。帰国後、新宿サザンスクエアクリニック院長等を経て、現在、精神療法を専門とする泉谷クリニック(東京・広尾)院長。また、舞台演出や作曲家としての活動も行っており、「横手市民歌」等の作品がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

53
確かに教わるだけでは限界があることはよくわかった。しかし著者の経歴がすごくて驚く。2013/03/10

ヒュンフ

10
「普通がいいという病」のツァラトゥストラの解釈や精神の変容を知り、その次作という事で手に取った。作中のオオカミ的な心と意味(納得)を自分はエンジンと捉え、サル的な算術をツールとして捉えた。チャック・パラニョークのファイトクラブに近い。自発性と能動性こそが行動のキモであり、それを制御する親や管理は打倒する存在。自分は片親は悪いことと思っていない、母親が欠ければ料理を覚え、父親が欠ければ稼ぐ事を覚えるからだ。それよりも仲のいい何でも話す友達親子こそまずい。あくまで個人なんだから秘密は必要。その先に自立がある。2020/12/11

ももたろう

10
読友さんの感想に刺激されて手に取った。本書では、マニュアル人間、指示待ち人間を量産する現代の教育の問題点を浮き彫りにしている。教育によって「思考停止人間」が増えているのは、その通りだと思う。自分もその一人だし。ちょうど昨日読んだ岡本太郎は、「良い子」とは正反対の「問題児」だが、彼のような反抗精神旺盛で常識を疑い、己の感性を磨き続けるような人間が、何事かを為すのだと改めて感じた。また、「守破離」の考え方が大事だと思った。「守」の段階は、愚直に師の学びを吸収すべきとある。ここを履き違えてはならないと感じた。2015/11/30

たく

10
大学生の私には、守破離の学ぶ姿勢を意識することの重要性が心に響いた。教育に関する様々なアンチテーゼ・ジンテーゼが記されており、親を含めて広い意味での「教育者」は全くこの通りにとは言わないまでも、本書の意見を知るべきだろう。2013/10/15

isao_key

9
現役の精神科医であり、パリ・コユールノルマル音楽院でピアノを学んだ履歴を持つ著者が、教育について正面から論じた著書。本文で引用されている東西の様々な人物からの言葉の数々を見ると、日ごろからいかに多くの書物を読み解いているのかが分かる。「記憶力がいい」ことと「頭が良い」との違いは、正確な記憶力を持つが、加齢とともに低下する「流動性能力」とあいまいさや柔軟性に富み、経験を積み重ねることで磨きがかかっていく「結晶性能力」の違いにあるという。最近増えている成人の発達障害は「結晶性能力」の欠如によるものだという。2013/04/09

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/6321472
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。