講談社現代新書<br> 韓国のグローバル人材育成力―超競争社会の真実

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講談社現代新書
韓国のグローバル人材育成力―超競争社会の真実

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  • サイズ 新書判/ページ数 247p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062881944
  • NDC分類 372.21
  • Cコード C0236

出版社内容情報

韓国企業躍進の背景には、国をあげての高学歴志向にあった。人数で日本を凌駕する高学歴、グローバル人材を持つ隣国の実態に迫る。サムスン、LG、現代など、2000年代以降の韓国企業の世界市場での躍進の背景には、国をあげてのグローバル人材育成があった。
その人材育成の現場を在韓国日本大使館・初代科学技術担当一等書記官が徹底的に取材、実態を探る。
小学生でも夜中まで勉強させる学習塾。国をあげての英語教育。理系、英語で盛んな英才教育。
5000万人の国で、日本より多い大学院生、圧倒的に凌駕する米国への留学生。
学べば、努力すれば報われる。学生の学習熱は企業の行動が源泉。
韓国企業は、生き残りのため徹底的にグローバル指向。幹部に大学院卒、留学組が多数。採用時もTOEIC 900点で足切り。
就職のため、社会に評価されるため、大学生が自分のスペック(学業成績、TOEICなど)積み上げに必死。
反動としての社会の歪みを含め、超競争社会の光と影をあますところなく探り出す。

第一章 韓国躍進の鍵を探る!
第二章 韓国の「人材育成力」の現状
第三章 韓国の「人材育成力」の文化的背景
第四章 韓国の「人材育成力」の経済的背景
第五章 韓国・新世代の実像
第六章 韓国の課題─長所は短所
第七章 課題克服のための取り組み
第八章 日本への教訓


岩渕 秀樹[イワブチ ヒデキ]
著・文・その他

内容説明

サムスン、LG、現代…韓国企業躍進の源泉。

目次

第1章 韓国躍進の鍵を探る!
第2章 韓国の「人材育成力」の現状
第3章 韓国の「人材育成力」の文化的背景
第4章 韓国の「人材育成力」の経済的背景
第5章 韓国・新世代の実像
第6章 韓国の課題―長所は短所
第7章 課題克服のための取り組み
第8章 日本への教訓

著者等紹介

岩渕秀樹[イワブチヒデキ]
神奈川県平塚市出身。同県立湘南高校卒業、東京工業大学理学部卒業、同大学院修了(修士(理工学))、南デンマーク大学修了(経営学修士)。在韓国日本大使館経済部一等書記官として2007年から約三年間韓国に駐在。現在、文部科学省科学技術・学術政策局政策課長補佐、九州大学韓国研究センター学術共同研究員等を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

315
本当の最近では韓国国内が混乱しているが、サムスンなどがスマホ市場を取った時には韓国礼賛がすごかったなと思った。しかし本書を読んで韓国の教育は日本にはない切迫感を感じた。日本では落ち着いて腰を落とした研究がまだまだしやすい環境にあるなと思った。逆に韓国の格差社会というのの凄さを知った。2017/01/20

kenitirokikuti

9
2013年刊行。著者は2007年にを在韓国日本大使館・初代科学技術一等書記官として3年間務めたひと。単なる書記官なんだけども、日本が韓国に科学技術関係でこういうのを置くのは初であったため、あちらの経済新聞が記事にしたりしたそうな。日本の白物家電が凋落し、それとは反対に韓国サムスンが伸びてた頃。この2019年から振り返ると、韓国の背景にあるのはIMFショックからの回復なので、韓国を参考にしても特効薬が得られるわけではないなぁ。2019/11/09

よしひろ

8
日本の人口の4割ほどの韓国が、大学への進学率は8割を超え、大学院への進学者数は日本を上回る。とことん大学で学生を勉強させ、留学させる韓国。結果としての韓国企業の躍進は頷ける。競争過熱が心配されるが、その人材育成力は注目すべき国だと思った。2016/03/28

香菜子(かなこ・Kanako)

7
近年の韓国の大躍進の背景がわかる良書。韓国は努力して勉強して結果を出せば報われるという考え方の下、教育熱がとても高い。高学歴で修士号、博士号の取得者も多くて、留学経験者も多くて英語が堪能。だからこそ、世界的な韓国企業が増えていて、世界で活躍している韓国人も増えているのだと思います。それに比べて、日本の教育は良いところもあるけれど、問題点も多い。2017/08/20

しふぉん

2
レポートのために大学図書館で借りて読破。破竹の勢いで発展している韓国の実情にただただ感心。日本はかなり遅れをとっている。「ジャパン・アズ・ナンバーワン」の栄光にしがみついているのでなく、素直に外国から学ばないと世界の時流から置いていかれると痛感した。2013/12/04

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