講談社現代新書<br> 戦前日本の安全保障

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講談社現代新書
戦前日本の安全保障

  • 川田 稔【著】
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  • サイズ 新書判/ページ数 296p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062881906
  • NDC分類 319.8
  • Cコード C0221

出版社内容情報

力の論理か、国際協調か。日露か日米か、集団的安全保障か。山県、原、浜口、永田という戦間期を代表する4人の指導者の夢と蹉跌。日露同盟か、日米提携か、集団的相互安全保障か、それとも――。第一次世界大戦以降、日英同盟が空洞化し、中国をめぐる欧米との軋轢が進むなか指導者たちが描いた外交構想とは? 山県有朋、原敬、浜口雄幸、永田鉄山という大戦間期を代表する4人の世界戦略を読み解く。現代の安全保障を考える際の手がかりとなる一冊。(講談社現代新書)

はじめに
第一章 第一次世界大戦期 山県有朋の構想──帝国日本の安全保障
 1 参戦と山県の対中国政策論
 2 対華二一ヵ条要求問題
 3 大隈内閣の改造と排袁政策批判
 4 日露同盟と山県の世界戦略
 5 ロシア革命の衝撃と援段政策
 6 寺内内閣総辞職と政党内閣の容認
第二章 第一次世界大戦期 原敬の構想──国際協調の安全保障
 1 原の外交戦略
 2 対華二一ヵ条要求と原敬
 3 第四次日露協約と初期援段政策へのスタンス
 4 ロシア革命後の中国政策とシベリア出兵問題
 5 原政友会内閣の成立と外交政策の転換
 6 国際連盟と原の期待
第三章 昭和初期 浜口雄幸の構想──集団的相互安全保障
 1 田中内閣の対中国政策と浜口の対応
 2 東アジアをめぐる国際環境と浜口の基本姿勢
 3 浜口民政党内閣の成立とその内外政策
 4 国際連盟重視とロンドン海軍軍縮条約の締結
 5 平和維持に関する多層的多重的条約網の形成
 6 国家総力戦の時代における現実主義
第四章 昭和初期 永田鉄山の構想──次期大戦への安全保障
 1 陸軍一夕会の形成と永田
 2 国家総動員論と次期大戦認識
 3 資源自給と対中国戦略
 4 満州事変と政党政治の否定
 5 陸軍派閥対立と『国防の本義』
 6 皇道派排除と華北分離工作
むすびに
文献案内
あとがき


川田 稔[カワダ ミノル]
著・文・その他

内容説明

日露同盟か、日米提携か、相互安全保障システムか。日英同盟が空洞化し、中国をめぐって欧米との軋轢が進むなか描かれた外交構想とは。

目次

第1章 第一次世界大戦期山県有朋の構想―帝国日本の安全保障(参戦と山県の対中国政策論;対華二一ヵ条要求問題;大隈内閣の改造と排袁政策批判;日露同名と山県の世界戦略;ロシア革命の衝撃と援段政策;寺内内閣総辞職と政党内閣の容認)
第2章 第一次世界大戦期原敬の構想―国際協調の安全保障(原の外交戦略;対華二一ヵ条要求と原敬;第四次日露協約と初期援段政策へのスタンス;ロシア革命後の中国政策とシベリア出兵問題;原政友会内閣の成立と外交政策の転換;国際連盟と原の期待)
第3章 昭和初期浜口雄幸の構想―集団的相互安全保障(田中内閣の対中国政策と浜口の対応;東アジアをめぐる国際環境と浜口の基本姿勢;浜口民政党内閣の成立とその内外政策;国際連盟重視とロンドン海軍軍縮条約の締結;平和維持に関する多層的多重的条約網の形成;国家総力戦の時代における現実主義)
第4章 昭和初期永田鉄山の構想―次期大戦への安全保障(陸軍一夕会の形成と永田;国家総動員論と次期大戦認識;資源自給と対中国戦略;満州事変と政党政治の否定;陸軍派閥対立と『国防の本義』;皇道派排除と華北分離工作)

著者等紹介

川田稔[カワダミノル]
1947年高知県生まれ。名古屋大学大学院法学研究科博士課程単位取得。名古屋大学教授などを経て、日本福祉大学教授、名古屋大学名誉教授。法学博士。専攻は政治外交史、政治思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

58
日本は昔も今もアメリカと支那との関係をどうするのかによって安全保障が決まるのだなぁということを実感。本文は若干長ったらしく感じる表現が多かったが、戦前の日本の安全保障について詳しく描かれている。2013/02/05

Tomoichi

19
山県有朋、原敬、浜口雄幸そして永山鉄山の4人それぞれの安全保障政策を説明しながら、戦前の日本の外交史を解き明かす。4人のうち天寿を全うしたのは山県有朋のみ。その他3人はテロに倒れる。山県有朋の外交構想に対して批判はあるだろうが、やっぱりそれは後知恵からの批判だと思う。100%うまくいくものなんてないんだから。最近、原敬が気になっている。少し彼について読もうかな。2023/08/26

ロッキーのパパ

19
第一次大戦と第二次大戦間の日本の軍事戦略面を4人の政治家・軍人を中心に解説している。浜口雄幸というと金解禁など政策に失敗した政治家というイメージが強かったけど、しっかりした政略眼の持ち主だったことが印象付けられた。また、山縣有朋のときから陸軍は政策面では対米関係を対露と同じレベルで考えていたのは意外だった。陸軍がアメリカの実力を軽視して対米戦に突入したとは単純には言えないことに気づかされた。著者には新書レベルの本をもっと書いてもらいたいな。2013/04/17

masabi

14
【概要】山県、原、浜口、永田の安全保障構想を解説する。【感想】経済工業軍事の圧倒的大国英米に如何に対峙するかが当時も課題だった。日露連携、英米連携、独立経済圏の樹立に分かれたが、太平洋戦争を経てアメリカとの連携が核となった。当時から米国の覇権下で米国のなすがままにならないよう模索するなど現代に通ずる部分もあり、読んでいておもしろかった。特に原の東アジアでの英米の温度差につけこみ対等な地位を得るなど。 2019/09/07

CTC

13
敬愛する取引先の方に、メチエの『浜口雄幸と永田鉄山』を読めと言われ、とりあえず本書を再読。10ヶ月振りに開いたが…山県と永田に挟まれた原敬・浜口雄幸の2人の政党政治家の章は、随分とサラっと読んでいたようで、発見の多い読書に。 原は寺内内閣の前、大隈の外交(対華21カ条要求ほか)を「すべて失敗」とし、中国全土に広がる排日の機運と、各国の不信感を拭うため、「日支親善」と、米英との協調下での交易型産業国家を志向。米との非対称な国力差から来る潜在的脅威には、国際連盟を軸にした集団的安全保障を組み合わせ…。2017/07/19

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