講談社現代新書
デフレと超円高

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  • サイズ 新書判/ページ数 230p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062880916
  • NDC分類 332.107
  • Cコード C0233

出版社内容情報

緊急出版! 日本経済の危機と希望を問う!
若者の就職難、雇用の不安定、賃金の低下、社会保障制度は崩壊寸前、今の生活のままでいいのか。
ガバナンスと金融を考えることは日本の緊急の課題である。経済学の第一人者が提案する日本経済を救う秘策とは!

【目次】
第一章  円高はなぜ起きるのか
第二章  デフレは円高を生む
第三章  デフレと円高はなぜ悪いのか
第四章  構造デフレ説の誤謬
第五章  デフレは貨幣的現象である
第六章  日銀の金融政策の目的は「デフレの安定化」
第七章  インフレ目標でデフレも円高も止められる

内容説明

日銀の金融政策をどのように変えれば、デフレと超円高から脱却して、雇用も、財政も、年金も大きく改善できるかを明らかにする。

目次

第1章 円高はなぜ起きるのか
第2章 デフレは円高を生む
第3章 デフレと円高はなぜ悪いのか
第4章 構造デフレ説の誤謬
第5章 デフレは貨幣的現象である
第6章 日銀の金融政策の目的は「デフレの安定化」
第7章 インフレ目標でデフレも円高も止められる

著者等紹介

岩田規久男[イワタキクオ]
1942年、大阪府に生まれる。1966年、東京大学経済学部卒業。1973年、同大学大学院博士課程修了。1983年、上智大学教授。1998年、学習院大学経済学部教授。この間1976年から1978年までカリフォルニア大学バークレー校において客員研究員を務める。専門は金融・都市経済学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ビイーン

31
2011年当時は、金融政策を重視し、マネタリーベースの拡大により予想インフレ率を引き上げデフレ脱却を目指す著者のような経済学者はごく僅かしかいなかったと思う。経済学の素養の無い自分には少々難解な本であった。2022年の今は急激な円安と輸入インフレにより消費者物価が2.1%の上昇率に達する。デフレ脱却しインフレ転換になっても円安メリットを活かして輸出が活発にならなければ日本経済は浮上しないと思う。2022/12/04

Kiyoshi Utsugi

29
岩田規久男の「デフレと超円高」を読了しました。 まだ日銀副総裁に就任される前に書かれた著書です。 日銀に対してかなり鋭く突っ込みを入れてます。 成長戦略が成果を上げるためには、まずデフレを止めることで、デフレが止まれば円高も止まるとしています。そして、デフレと円高を止めることができる唯一の機関は、政府ではなく日本銀行であるというのが著者の主張。 現在はよくなったということなのか、著者にきいてみたくなりました。😅2023/06/05

佐島楓

11
あれ、「デフレの正体」を驚きながら読んだ過去の私はどうすれば・・・。2011/10/12

リョウ

8
経済についての知識が薄かったため、ちょっと難しかった。デフレによって円高が生じているんだから、インフレターゲッティングしなさいと言う主張だが、何となく言いたいことはわかるが判別つかず…。僕の勉強不足のせいです…。2011/10/21

メタボン

7
☆☆☆ インフレターゲット金融政策に舵をきったアベクロだが、ちょっと足踏み状態か。その2年以上前に出版された本作の作者、岩田氏は慧眼の持ち主と思量。日銀側からリフレ政策について反論はないのか?2013/07/28

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