出版社内容情報
政治哲学が考えてきたさまざまなテーマを具体的な問いからわかりやすく解説。私たちの社会を考えるヒントが満載。人命救助は私たちの義務なのか? 政治家は市民より正しいのか? なぜ定住外国人に参政権が与えられないのか? もし日本人がマイノリティになったらどうする? 貧しい家庭の子のほうが大学入学に有利になるとしたら? なぜ話し合いが必要なのか? 孤独死と幼児虐待の問題の解決策とは? さまざまな問いから私たちの社会を考えるヒントがいっぱいの入門書。(講談社現代新書)
第1章 自由をめぐる論争
1 幸福を最大化すればすむのか?―功利主義
2 無条件の義務とは?―カント倫理学
3 正義とは何か?―リベラリズム
4 共通善なんてあるのか?―コミュニタリアニズム
5 政府は不要か?―リバタリアニズム
第2章 民主主義をめぐる論争
6 私たちは何に従うのか?―権力
7 なぜ政治に関わらなければならないのか?―デモクラシー
8 何のために話し合うのか?―熟議民主主義
9 市民とは誰か?―シティズンシップ
10 効率と公正は二者択一か?―第三の道
第3章 差異と平等をめぐる論争
11 皆平等だといけないのか?―社会主義
12 差異は共存しうるのか?―多文化主義
13 なぜ宗教は衝突するのか?―宗教多元主義
14 なぜ男女は反目し合うのか?―フェミニズム
15 国家はどこまで面倒を見るべきか?―福祉国家
第4章 共同体をめぐる論争
16 どうして国家に愛着を感じるのか?―国家
17 市民社会の役割とは何か?―市民社会
18 地域社会は再生するのか?―コミュニティ
19 私と社会をいかにつなぐか?―公共性
第5章 対立をめぐる論争
20 本当に地球は一つになったのか?―グローバリゼーション
21 なぜ他国の貧困に手を差し伸べるのか?―グローバルな正義
22 正しい戦争なんてあるのか?―正戦論
23 テロに同情していいのか?―テロリズム
小川 仁志[オガワ ヒトシ]
著・文・その他
内容説明
人命救助は私たちの義務なのか?政治家は市民より正しいのか?なぜ定住外国人に参政権が与えられないのか?もし日本人がマイノリティになったらどうする?なぜ話し合いが必要なのか?孤独死と幼児虐待の問題の解決策とは?さまざまな問いから私たちの社会を考えるヒントを探る。
目次
はじめに いまなぜ政治哲学なのか
第1章 自由をめぐる論争
第2章 民主主義をめぐる論争
第3章 差異と平等をめぐる論争
第4章 共同体をめぐる論争
第5章 対立をめぐる論争
おわりに 正しく生きるために
著者等紹介
小川仁志[オガワヒトシ]
1970年、京都府生まれ。京都大学法学部卒、名古屋市立大学大学院博士後期課程修了。博士(人間文化)。徳山工業高等専門学校准教授。米プリンストン大学客員研究員(2011年度)。商店街で「哲学カフェ」を主宰するなど、市民のための哲学を実践している。専門は欧米の政治哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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