講談社現代新書<br> 子ども虐待

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講談社現代新書
子ども虐待

  • 西澤 哲【著】
  • 価格 ¥946(本体¥860)
  • 講談社(2010/10発売)
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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062880763
  • NDC分類 367.6
  • Cコード C0211

出版社内容情報

虐待を考える上で、本当に大切なこととは? 20年以上、心の専門家として臨床や支援機関の現場で活動してきた著者による必読の書!著者の西澤哲氏は、虐待を受けた子どもの心の専門家です。
日本でこの問題が取り上げられるようになる前、1980年代から活動を続けてきました。
その現場経験と実感を通して「虐待やネグレクトは子どもの心やその後の人生にどのような影響を与えるか?」
「なぜ親が子に酷いことをするのか?」「ドメスティックバイオレンスと虐待の関係は?」「性的虐待の実態とは?」
「傷ついた心をどのように回復していくのか?」といった、多くの人が疑問に感じている事柄について語っていきます。
虐待問題への入門書となり、関係者には手引きの書にもなる、著者の30年の経験と知見がこめられた1冊です。


【著者紹介】
1957年、神戸市生まれ。サンフランシスコ州立大学大学院教育学部カウンセリング学科修了。
現在、山梨県立大学人間福祉学部教授。
虐待などでトラウマを受けた子どもの心理臨床活動を行っている。
著書に『子どものトラウマ』(講談社現代新書)、『子どもの虐待』(誠信書房)、『トラウマの臨床心理学』(金剛出版)、
訳書にレノア・テア『恐怖に凍てつく叫び』(金剛出版)などがある。


【目次】
プロローグ
第1章 子ども虐待とは何か
第2章 虐待してしまう親の心理
第3章 DVと虐待
第4章 性的虐待は子どもの心をどのように蝕むのか
第5章 トラウマについて考える
第6章 アタッチメントと虐待
第7章 本来の自分を取り戻すために
エピローグ

プロローグ
通告件数推移から見えてくるもの/岸和田事件/虐待通告先に市町村も加わったが…
第1章  子ども虐待とは何か
身体的虐待/ネグレクト/医療的ネグレクト/性的虐待/心理的虐待/新たに発見された虐待「ミュンヒハウゼン症候群」/子どもに適切な医療を与えない虐待/子どもが衰弱していくのを見る親の心理…
第2章  虐待してしまう親の心理
乱用性と支配性/親の心理を客観的にとらえる調査/親子の役割逆転/「なぜ子どもを育てるのか」…
第3章  DVと虐待
DV件数のデータと実態/ある加害男性の例/DV家庭で育つということ/子どもの前で性行為を…
第4章  性的虐待は子どもの心をどのように蝕むのか
統計の上では少ない理由/思春期前の子どもへの影響/自傷行為と自己調整障害/「汚れてしまった自分」/性的虐待による解離現象とは/性的逸脱行動…
第5章  トラウマについて考える
PTSDと虐待/慢性的トラウマ/DESNOSという診断基準/子どもは遊びのなかでトラウマを再現する/虐待的人間関係の再現
第6章  アタッチメントと虐待
アタッチメントとは何か/親が「安全基地」にならない/アタッチメントの障害「反応性愛着障害」/キレる現象/共感性の発達/アタッチメントはトラウマの最高の処方箋…
第7章  本来の自分を取り戻すために
「トラウマから回復する」とはどういうことか/トラウマ記憶を物語記憶に変える/ポストトラウマティック・プレイセラピー/「体験の意味づけ」を変化させる/心理療法にアタッチメントを取り入れる/子どものための心理療法プログラム/自己物語は修正できる
エピローグ
救出された後の子どもの心の問題/社会は関心を持っているか…


西澤 哲[ニシザワ サトル]
著・文・その他

内容説明

なぜ親が子を?傷ついた心をどう癒すのか?30年にわたって虐待の臨床心理に取り組む著者が、経験を通して語る。

目次

第1章 子ども虐待とは何か
第2章 虐待してしまう親の心
第3章 DVと虐待
第4章 性的虐待は子どもをどのように蝕むのか
第5章 トラウマについて考える
第6章 アタッチメントと虐待
第7章 本来の自分を取り戻すために

著者等紹介

西澤哲[ニシザワサトル]
1957年、神戸市生まれ。サンフランシスコ州立大学大学院教育学部カウンセリング学科修了。現在、山梨県立大学人間福祉学部教授。虐待などでトラウマを受けた子どもの心理臨床活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のの

15
臨床家の視点から子どもの虐待について書かれた本。虐待についてはほとんど知識がないわたしが読んでもわかりやすくて、丁寧に書かれた本だと思いました。ただ身につまされすぎて、わたしは子どもを持つ気はこれっぽちもないけれど、もしも持ったとしたら確実に虐待してしまうだろうな、ということがリアルに想像できてしんどかったです。また、2010年に出版された本ですが、4年たった今も日本の社会的養護は進歩していないなと思って、こちらも胸が痛くなりました。この状況は絶対変えなくては…。2014/07/05

スリーピージーン

13
映画「誰も知らない」を思い出した。この本を読んで、なるほどよく言われる虐待の連鎖というものがわかってきた。今までのように十把一絡げにはくくれないほど、いろいろな虐待のケースがあるんだとちょっと恐怖さえおぼえてしまった。本書の結論はわかりやすい。社会はもっと子供の虐待について関心をもつべきなのだ。2014/05/08

こばまゆ

7
子どもの虐待について、体系的にわかる入門書。これは良書!虐待を、ただ、殴る蹴る暴言を吐くという位置づけではなく、子どもを不適切に乱用することだということを、はっきり明言している。また、虐待された子どもが起こす、トラウマ的な行動などの解説と、回復についても、書かれていて、まず、読んでおきたい1冊だと思う。「子どものトラウマ」という本も出しているので、それも読んでみたい2014/12/16

しげ

6
虐待から生還したすべての子どもが、信頼出来る大人たちからの愛情の中で、適切なケアを受けられる環境というのは、人も資金も足りていない現在の状況では「絵に描いた餅」である、という現実を前に、とても心が重くなりました。だからといって、自分のキャパシティを考えず、ひとときの情熱だけで無責任な行動を取るのもちがう。わたしはこのまま、ただの「本を読んであれこれ知ったつもりになっただけの人」で終わってしまうのだろうか。もうちょっと時間をかけて考えを深めていきたい。2017/07/22

芝虎

6
筆者が経験した冒頭の虐待のエピソードは、虐待をあまり知らなかった分、驚いた。虐待を受けた子どもの闇は深いが、実は虐待をした親も苦悩に満ちてることも少なくないらしい。虐待を受けた子どもだけでなく、虐待をする親の心理が分かる本2015/01/08

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