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講談社現代新書
「科学技術大国」中国の真実

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  • サイズ 新書判/ページ数 268p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062880756
  • NDC分類 502.22
  • Cコード C0236

内容説明

日本の技術力はすでに中国に負けている!?研究開発に必要な資金は、いくらでも与えられている。資金という点において、日中の立場は、ひと昔前とは完全に逆転した。大使館書記官による衝撃のレポート。

目次

序章
第1章 あふれる中国人材
第2章 カネ余りの研究開発現場
第3章 宇宙開発大国・中国
第4章 猛追する中国のライフサイエンス
第5章 中国の「ハイテク」企業事情
第6章 発展への阻害要因
第7章 巨大市場を開拓せよ
第8章 中国と拓く新時代のイノベーション
終章 科学技術の戦略的互恵関係

著者等紹介

伊佐進一[イサシンイチ]
1974年、大阪府で生まれる。1997年、東京大学工学部航空宇宙工学科卒業後、科学技術庁入庁。科学技術政策や、原子力の危機管理等に携る。2003年、ジョンズホプキンス大学高等国際問題研究大学院(SAIS)において、中国研究及び国際経済の修士号を取得。帰国後、宇宙開発政策や、知的財産分野(著作権)における自由貿易協定や条約交渉に携った。2007年より在中国日本国大使館一等書記官(科学技術アタッシェ)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ロッキーのパパ

10
発展する中国の科学技術への取り組みを成果だけではなく課題も含めて紹介している。人口の多さと経済成長により、そのポテンシャルの高さは驚異的だ。ただ、まだプロセス面がきちんと対応できておらずぎこちない面があるけど、それが上手く回り出すと日本は太刀打ちできなくなるかも。ビジネスで中国に関わっていると市場の大きさと供給のローコスト面だけに目が奪われるけど、この本に書かれた視点を無視してはいけない。2010/11/27

koheinet608

7
この20年でIT・自動化・ロボット技術で、圧倒的に中国の存在感が増した。日本は、もう逆立ちしても技術レベルで追いつけない。エレクトロニクス産業でリストラされた技術者は韓国だけではなく、中国にも多数渡った。また、日本の東大・京大をはじめとした定年退職前の人は高額のインセンティブで、ヘッドハンティングされた。日本は、なぜこれほど、人材を大事にしないのかと、、、。中国は、この数年で、IOTの普及、シェアビジネスの拡大、当日オーダー当日配送のECビジネスを実現している。中国は矛盾も多いが、見習うべき点も多い。2017/11/04

佐島楓

7
日本には日本、中国には中国の良いところがある。 日本の体質や性格的な弱点を指摘されている箇所には頷かされた。 いろいろと考えさせられた本だった。 2011/05/08

がんぞ

3
中国赴任時に夫婦で北京マラソン参加、不親切を報告/後書「手厳しいことを言わなければならないこともあるだろう」、次頁「私の個人的意見であって、私の属する組織の見解ではない」とある。外務省が意見を持つはずは無いので、公明党=創価学会は媚中を続けると表明しているらしい。著者が故意に無視しているのは日本が先端技術を開発し続け供与するということは、リスクを負い果実は支那が手にすることだが。宇宙技術は軍事技術に直結し、チベットに核ミサイル基地を作りパキスタンに核を供与し日米にサイバーテロを仕掛けている言論統制独裁国に2012/04/29

hwconsa1219

3
最近とみに発展を続ける隣国中国と、いかに戦略的に互恵関係を築き、日本の誇りを取り戻せるか?がテーマ。筆者は科学技術にその突破口を見出だす。私個人的に、身近に中国からの留学生が沢山居るため、筆者のいう「焦り」つまり日本の地位低下の懸念には非常に共感できました。科学技術の分野は全く未知なのですが、私たち個人レベルで単純だけど大事なのは、何事でも排除することではなく、お隣りさんとの互恵関係を築けるよう、様々なことで知恵を振り絞ることなんでしょうね。2012/03/03

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