内容説明
まじめに働いても報われない本当の理由。こんな社員が会社を滅ぼす。
目次
第１章 ただのり社員に苛立つ職場
第２章 フリーライダーの分類―日本の職場にいる四種類のフリーライダー
第３章 なぜフリーライダーが生まれるのか
第４章 組織としての問題解決―勤勉な社員が夢を見られる会社づくり
第５章 個人として取るべき行動
第６章 新たな課題
著者等紹介
河合太介［カワイダイスケ］
人と組織のマネジメント研究所・（株）道代表取締役社長。早稲田大学大学院商学研究科非常勤講師。多摩大学経営情報学部非常勤講師。金融系総合研究所、外資系コンサルティング会社を経て、現職
渡部幹［ワタベモトキ］
早稲田大学高等研究所准教授。北海道大学文学部卒。ＵＣＬＡ大学院社会学研究科修了。社会学Ｐｈ．Ｄ．（ＵＣＬＡ）。北海道大学助手、京都大学助教などを経て現職。社会心理学を専門とし、社会制度や組織の維持・変容に関わる心のメカニズムについて、実験やコンピュータシミュレーションを用いた研究を行っている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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mitei
210
うちにもこんな人いるいると思いながら読んだ。私も周りからそう思われないように頑張りたい。2019/06/24
ふろんた
35
テキトーに時間つぶして会社にいるだけだったり、評論だけしてして実務を行わないなど、成果を残さずともしっかり報酬だけは得る社員をフリーライダーと定義する。周りにいるなあと思いつつ自分も当てはまるかもしれないし、いずれそうなってしまうかもしれない。たとえば、2つのプロジェクトを掛け持ちしてて、トラブル続きの一方に集中するあまり、もう一方がおざなりでもプロジェクト自体が円滑に進んでしまえば、自分は何をしなくても成果が出せてフリーライダーとなってしまうのである。まあ、家庭内ではフリーライダー状態ですけどね。2017/09/04
hatayan
29
口だけは達者で批判的、他人の成果を横取りする。職場の士気を下げる社員のタイプをパターン分け。本書が鋭いのは、働かず何もしない「フリーライダー」になる可能性は誰にでもあり、それを判断するのは自分ではなく他人だと喝破していること。 過去2年を遡って仕事で獲得したスキルがあったか、できない理由を並べる前にどうすればできるか考えているか、同僚に感謝の言葉を忘れず伝えているか、自分の関心を業務外にも広げて引き出しを増やそうとしているか。進化する努力を怠ると、上司であっても部下からは困った人扱いをされてしまうのです。2019/02/10
Willie the Wildcat
28
心の隙。油断、余裕、甘え・・・。TPOと他者への影響。社会、組織、そして個々人が、その根底をなす・・・。付け加えて感じるのは、”家”制度の変化（あるいは崩壊？）。故に、解もこれら4者の視点。「敗者復活文化の形成」は特に共感。一方、貢献度の個人差は当然。”如何に”差”における妥当性を見出すかが、手法と共に文化形成に求められる気がする。2014/02/21
アイスマン
22
何かの「お礼」には、感謝の言葉やキャンディなどお金に換算できないものの方が、お金より気持ちが相手に届きやすい。お金だと「自分のやった事は○○程度の価値なのか」と逆効果にやりやすい。•••との部分が特に印象に残った。そうなんだ！気持ちのこもった感謝の言葉の大切さを改めて実感した。2017/04/26
