講談社現代新書<br> 日本のルールは間違いだらけ

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講談社現代新書
日本のルールは間違いだらけ

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  • サイズ 新書判/ページ数 251p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062880176
  • NDC分類 304
  • Cコード C0236

内容説明

漢字の混乱、危ない交通規則、猥褻の基準、公職選挙法…じつは世の中こんなにいい加減だった―。

目次

第1章 日本語のルールはこんなにおかしい(「筆順」をテストされるケータイ絵文字世代;ローマ字が書けますか? ほか)
第2章 交通ルールのバグで殺される(信号機に殺される;「左側通行」ルールで日本はどれだけ損をしたか ほか)
第3章 性風俗は曖昧ルールの九龍城(「風俗」って何?;あるトルコ人青年の主張 ほか)
第4章 法律はお上のご都合次第(メーカーの製品開発力を殺す酒税法;消費税内税表示義務化の闇 ほか)
第5章 公職選挙法という不条理(2009年の衆院選挙で民主は本当に「圧勝」したのか?;「重複立候補」をめぐる矛盾だらけのドラマ ほか)

著者等紹介

たくきよしみつ[タクキヨシミツ]
鐸木能光。1955年、福島県生まれ。小説、デジタル文化論、デジカメ写真、狛犬美術など、幅広い分野で執筆活動を展開している。五十代からは福島県阿武隈山中に居を移す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たくのみ

10
正しいかき順の嘘、ローマ字のいい加減さ、恣意的な当用漢字表、JIS漢字のお粗末さ。どれも、激しく思い当たる。レールの規格論争はともかく、国民の財産が相当額消えた、年金問題。ソープ名称とPSEマーク騒動。 そういえばあったね。「だから日本はいい加減」という趣旨には賛同できないが、とりあえず、まあまあで済ませる、あいまいな解決を好む体質と忘れっぽい国民性が私を含め、やっぱりあったのかも。2014/04/15

マーク

5
30 最後の裁判員制度が人権侵害との主張には疑問あり。幽霊文字消えた年金問題の背景、右折信号の不統一、理不尽な酒税税率中古家電販売禁止の各項目は興味深かった。2017/06/18

quibbler1106

4
この本を読んで、しかし日本人はほとほと決められたルールに従順な国民なんだと理解させられた。普段気にも留めていないルールがこんなにも大きな影響を与え、しかも矛盾に満ちている。とくにローマ字や常用漢字、性風俗、酒税のところは面白かった。第4のビールはもう出てこないということもよくわかった(だから最近はノンアルビールの開発が進んできたのかな)。2018/03/09

shigoro

4
どんな国でも多少はルールに問題があるとは思うが、日本はそのルールを変えようとする意識が少なく、直ぐに従ってしまう傾向はあるかもね。特に交通に関するルールは問題が複雑。右ハンドルは少数派になりつつあり、産業的には損しているだろうし、電車のレールも世界基準からズレて頭でっかちな歪な感じにもなってしまってる。ただ交通は変えるには膨大な資金と市民の混乱が予想され、なかなか難しそうではあるよな。 2012/04/04

星辺気楽

3
またも再読。2016/09/01

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