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講談社現代新書
ブリッジマンの技術

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  • サイズ 新書判/ページ数 196p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062879729
  • NDC分類 361.45
  • Cコード C0237

出版社内容情報

相手とコミュニケーションを取りたいのなら、まず相手の関心に関心を向けよう。オタク火山学者から話のオモロい先生になった著者が、伝達力・読解力アップの方法を具体的に示す。

1 まずフレームワークについて理解しよう
 「大金」はいくらか?
 蝉の声はホントに静かか?
 人は見たいものしか見ていない……etc.
2 次に相手のフレームワークを知ろう
 相手の関心に関心を持つ
 相手の言葉から探る
 非言語メッセージから探る……etc.
3 自分のことも理解しておこう
 自分の体の感覚を点検する
 負けカードを出すと円滑に進む
 「翻訳機法」……etc.
4 そしてブリッジマンの道へ
 まず相手の心に沿う
 指示するときは丁寧な口調で話す
 安全で気楽な「ゼミ・カウンセリング」……etc.
5 読解もフレームワークがわかれば上達する
 専門家のフレームワーク
 解説やあとがきから読め
 「棚上げ法」……etc.

内容説明

コミュニケーションの達人になろう。人間関係も広がるブリッジマンへの道。読解力と伝達力を飛躍的に向上させるメソッドが満載。

目次

第1章 フレームワークは人間関係の基本原理(テレビ生出演で大失敗;「大金」はいくらか? ほか)
第2章 相手を知る(相手の関心に関心を持つ;恋の攻略法も同じ ほか)
第3章 自分を知り、自分を変える(自分を知る;自分のフレームワークは見えにくい ほか)
第4章 ブリッジマンになる(個人を相手としてブリッジマンになる;数多くの代替案を用意する ほか)
第5章 フレームワークを使ってむずかしい内容を読み解く(専門家のフレームワーク;身近でない文章を読み解く ほか)

著者等紹介

鎌田浩毅[カマタヒロキ]
1955年東京生まれ。東京大学理学部卒業。旧通産省を経て97年より京都大学大学院人間・環境学研究科教授。専攻は火山学。火山研究のほか科学啓発に熱心な「科学の伝道師」(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

26
「フレームワーク」という過去の思い込みから自由になり、「ブリッジマン」(コミュニケーションの橋渡し役)になるにはどうすればよいかを書いたもの。確かに空気が読めなかったり、独りよがりに過ぎない発言をしてしまうのはままあることだ。著者は火山学者だが、日常で使えそうなテクニックを平易な言葉で書いているのには好感が持てた。2014/03/05

たくのみ

13
オタクな研究者がオモロイ教授に変身。そのカギは、相手と場所のフレームワークの理解にあった。悪口も逆境も自分流の言葉で変換してみる。やりたいことは声に出してみる。こじれそうになったら「水入り法」否定するときの「のし言葉」活用。単純化してみる「ラベル解読法」…火山学者から科学の橋渡し師となった先生。研究も伝道も楽しそうなのだ。2015/06/16

wearnotequal

4
一見ビジネスマンのコミュニケーション指南本とおもいきや、恋人、夫婦仲に応用可能なノウハウ満載。個々が持つフレームワークを理解すればコミュニケーションが向上する。相手の関心に関心を持つ。後悔するので絶対にキレない。一点だけ譲歩。読書は自分のフレームワークを確認する行為。まさに読書メーターにメモし、読み返すことで自分のフレームワークの一部を確認できる。2014/03/01

やまぐてぃ

3
人はそれぞれ自分のフレームワークを持っていて、基本的にその価値観に合うものしか見ない。だから人間関係においては、「プライドを守る」などの一次的な優越感から脱却し、最大の目的を達成するためにわざと負けカードをきって妥協することが重要。異なるフレームワーク間をうまく橋わたしする「ブリッジマン」になるための技術を伝授する。2012/06/15

inokori

3
フレームワーク(=考え方の枠組み)を共有しない人とのコミュニケーションに関するTips本と言えるし類書も多くあると思うのだが,コミュニケーションの要諦は「相手の関心に関心を持つ(≠「相手に関心を持つ」)」とクリアに主張しているところがハッとさせられた.著者自身の失敗談を含めふんだんなエピソードで明快に書かれているのもいい.2009/02/17

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