講談社現代新書
金正日(キム・ジョンイル)の正体

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  • サイズ 新書判/ページ数 237p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062879538
  • NDC分類 312.21
  • Cコード C0295

出版社内容情報

判型:新書判
頁数:240p
造本・体裁:仮製・薄表紙・カバー

金正日の死亡説・影武者説の謎を検証する!

「将軍様は車椅子生活」「糖尿病が悪化し死亡している」亡命をした金正日のファミリーが証言を始めている。公に姿を見せる将軍様は影武者だという噂の真相に迫る

内容説明

「死亡説」は本当か?「影武者」はいるのか?「後継者問題」のゆくえは?北朝鮮最大の謎に迫る。

目次

序章 情報学のすすめ―記者の取材、学者の理論
証言1 「平壌は集団指導体制」
証言2 「私は、将軍様の『そっくりさん』に会った」
証言3 「クーデター事件がダブルを必要とした」
証言4 「将軍様は八二年から東京に遊びに来ていた」
証言5 「将軍様は、車椅子を使っていた」
証言6 「声紋が違う」
証言7 「私の金正日物語」
終章 「死亡説」「影武者説」「後継者問題」を検証

著者等紹介

重村智計[シゲムラトシミツ]
1945年、中国に生まれる。早稲田大学卒業。1971年に毎日新聞社に入社、1979年から85年までソウル特派員として、北朝鮮一辺倒だった日本の朝鮮半島報道の流れを変える。1989年から94年のワシントン特派員時代には、米朝核交渉で数々の国際スクープを報じる。この間、高麗大学大学院、スタンフォード大学へ留学。帰国後毎日新聞論説委員を経て、早稲田大学国際教養学部教授。テレビのコメンテーターとしても活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

184
中々北朝鮮ってややこしい国だなと思った。本書は少し古い本で今や金正日もこの世に公式にいなくなっているが、影武者とか日本に来日を頻繁にしてたとかいろんな話があった。2015/08/01

ちくわん

10
今まさに話題の「北朝鮮」本。著者はTVでよく観かけた。(私が、最近TVを観ない)前半は歴史的な出来事とそれに対する見方。後半は結構大胆な分析。確かに情報がオープンにされない国であるから、ミステリーは深まるばかり。しかし、「相手に時間を与えない外交交渉」やマキャベリズムとの関連とか深い洞察だ。謎の多い隣国だが、これからの外交展開に注目する。一方、自国なの自分の友達だけを大切にし、自分の立場だけを守る方々が繰り広げる謎も、その本質は一切オープンにされないのだろうか。(怒__2018/03/13

雲をみるひと

8
10年前に購入した本をようやく初読。当時の金正日の影武者疑惑についての考察がテーマなので、金正恩に代替わりした現在の朝鮮とは関わりないが、ある意味優れた外交術を駆使している点では変わらない点は現在の体制をレビューする上でも参考になる。また、筆者が総じてあまり評価が高くない金正日を高く評価していた点も非常に興味深い。2018/08/13

トダ―・オートマタ

8
金正日に影武者がいて本書が書かれているときには 死亡説があったらしい。 現在は正式に死亡が発表されて後継者もいるが 影武者の部分についてはハッキリとしていない。 2012/09/22

Ted

7
「現在の金正日は影武者で、本物は既に死亡」というショッキングな説を数々の状況証拠から展開している。「そんなバカな」と思うなかれ。北朝鮮では何が起きてもおかしくないし、驚いてはいけないのである。私が注目したのは、拉致された韓国人の申相玉監督が脱北時に持ち出した金正日の肉声テープを起した文章である。著者は「話し方は普通でないにしても文章にするとそれほど違和感はない」と書いているが、私には支離滅裂でまるで理解不能であった。こんな調子で次々と“お言葉”を繰り出されて翻弄されるお付の者たちの心中、察するに余りある。2010/10/05

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