大川周明の大アジア主義

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  • サイズ B6判/ページ数 237p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062879224
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0095

出版社内容情報

米国・欧州が最も怖れた「知の巨人」の実像。大川周明50回忌特別企画。『拒否できない日本』以来日本の「親米化」に警鐘を鳴らし続けてきた著者待望の書き下ろし。歴史検証と「アジアの解散へ」思想の核心。

内容説明

米国・欧州列強が最もおそれた「知の巨人」。アジア解放の思想の核心。

目次

第1章 覚醒
第2章 沈思
第3章 血気
第4章 円熟
第5章 遠謀
第6章 遺産
終章 余韻

著者等紹介

関岡英之[セキオカヒデユキ]
1961年、東京都に生まれる。慶應義塾大学法学部卒業後、東京銀行(現・三菱東京UFJ銀行)に入行。証券投資部、北京駐在員事務所などを経て、約14年間の勤務の後に退職。1999年、早稲田大学大学院理工学研究科に入学。2001年、同修士課程を修了。2007年より、拓殖大学日本文化研究所客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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BLACK無糖好き

2
大川周明の軍部の若手将校らとの宴席でのハネ方は豪快だったようだ。酒の上での大言壮語からのクーデター計画に連座して逮捕されてからは、大アジア主義者として国事に奔走し始める。日米開戦が避けられない事を、世界貿易の趨勢を分析する事で10年以上前から予測していた。アジア各国の帝国支配からの独立を目指し「大川塾」を開き、アジア復興のために現地の人達と手を携えて活動出来る人材の輩出に努めた。晩年はコーランの研究に勤しんだ。東京裁判で狂人扱いされたがアメリカもこの男の厄介さに怖気付いたとの見方も頷ける。2014/12/01

Yoshika Komatsu

1
■大川周明も味のある人物だな。 ■大アジア主義の頭山満や北一輝らと距離を置いたり、東京裁判で東條英樹の頭をペンと叩いて狂人のフリをしたり、強かさが垣間見られるようで、微妙な危うさも感じられる。 ■他の大川周明に関する本も読んでみたくなった。2020/02/29

コラッジョ

1
大川周明の伝記を兼ねた分析書である。大川周明とは少ないながらも縁が有って、私の知人が酒田に在住、私自身が大川の終焉の地の近くに暮らすというどうでも良いかも知れないが縁がある。大川周明は大アジア主義者ではあったが、一方で日米非戦論者でもあり、アメリカと様々な貿易協定を結ぼうとしたりして戦争を避けようと工夫していた。それをことごとく潰したのは、アメリカである。今やアメリカは真珠湾攻撃の前に、既に参戦決意を固めていた事が解っているが、日米開戦を避けようと必死に頑張ってきた日本人たちの努力に泣けてくる。2016/05/12

日和見菌

1
入学時に贈られたものを、いまさら読了。現実主義で、先見力のあった人だったんですね。ただ、若気の至りというか、思い切り良すぎだろ(笑)。先の大戦の原因の一つに、日英に経済摩擦があったという見方がかなり興味深かったです。2011/09/09

兵衛介

0
大川周明博士についての一般向け評伝として申し分ない2009/01/11

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