出版社内容情報
この秋はアニメもドラマも西尾維新! アニメ最新作『終物語』、TVドラマ『掟上今日子の備忘録』2015年10月放送開始!阿良々木暦を監視する式神童女・斧乃木余接。死体の付喪神である彼女が挑む、命がけの死闘とは!? <物語>は育ち、走りつづけて燃え盛る!
これぞ現代の怪異! 怪異! 怪異!
青春は、いたみと平和のくりかえし。
第一話 そだちフィアスコ
第二話 するがボーンヘッド
第三話 つきひアンドゥ
西尾 維新[ニシオ イシン]
著・文・その他
VOFAN[ヴォーファン]
著・文・その他
内容説明
阿良々木暦を監視する式神童女・斧乃木余接。死体の付喪神である彼女が挑む、命がけの死闘とは!?“物語”は育ち、走り続けて燃え盛る!
著者等紹介
西尾維新[ニシオイシン]
1981年生まれ。第23回メフィスト賞受賞作『クビキリサイクル』(講談社ノベルス)に始まる“戯言シリーズ”を、2005年に完結(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
205
伝説シリーズ、掟上今日子シリーズは読んでいますが、物語シリーズは初読です。以前から箱に入っていて気になっていたのですが、ようやく読めました。著者曰く「100%趣味で続いた小説です。」というだけあって、西尾維新ファンならではの世界観のような気がします。次回、最新刊の「業物語」を読むかは微妙なところです。本作で、感想登録が区切りの500となりました。でもこの本で良いのかなぁ(笑)2016/01/14
ハイランド
161
物語シリーズのスピンオフ。というか何が本筋かわからぬシリーズなので番外というわけでもない三人の少女の失敗譚。老倉の自虐に満ちたモノローグに冒頭は読みづらかったのだが、慣れてくるといっそ小気味良く感じられる。彼女の複雑怪奇な性格ならば、不幸は集団でやってきても怪異の入り込む隙はないのかもしれない。作者の小説の本質は豊富な語彙力と聡明な発想力に裏打ちされた言葉遊びの妙かもしれないと思いつつ、終わらぬ物語シリーズが出たらまた読むだろう。ところで老倉育、あの自虐と好んで陥るかのような疎外感。きっとB型に違いない!2015/12/19
さばかん
122
勝手にシリアスな内容を想像していたのだが……、めっちゃコミカルな内容で気が抜けてしまった(笑)。 老倉さん好きなんだけどもうこんな出番しかないと思うと悲しい。でもしょうがない。 神原さんは主人公って感じ。 月火ちゃんは怖い。 斧乃木ちゃんはアホ可愛い。 愚面白かった。2017/03/08
まりも
113
物語シリーズオフシーズンの1冊目。愚かな3人の少女+αが主役の中編集。3人のガチヤベェ少女たちが送る3つのお話は本編の補完的要素が強く、読みにくい部分もありましたが、彼女たちのルーツであったり、新しい一面が見れたりとファンサービスとしては良かったと思います。ただ本編と比べると、物足りなさを感じたのは確かなので、そこら辺はどうにかしてもらいたいですね。個人的お気に入りは「つきひアンドゥ」。斧乃木ちゃんが振り回される姿は新鮮だったし、八九寺や撫子も登場したので色々楽しめました。次巻も期待してます。2016/01/19
流言
90
良くも悪くもオフシーズン。蛞蝓豆腐や悪魔の手といった怪異が登場はするものの《物語》のテーマはすでに書き終えてしまい、ロスタイムのエピソードだという印象を受けた。それでも読ませたのは月火、扇、余弦らのキャラクターの魅力の賜物だろう。特に阿良々木月火の”ピーキーで何をするのかがわからない”という火のような性質が番外編であるのをいいことにやりたい放題に発揮されていて面白かった。ファイナルシーズンでは出番が少なかった撫子や老倉のその後も描かれていて、本編終了後のプラスアルファの内容としては満足感がある一冊だった。2015/10/09