出版社内容情報
「風の館」に迫る邪悪な闇、その正体は…… 10年前に「風間家」を出ていった千夏の父・千昭が、大晦日の朝に突然帰ってきた。そのとたん、館に不穏な空気が流れ始める。あさのあつこの人気シリーズ第3弾
あさの あつこ[アサノ アツコ]
著・文・その他
百瀬 ヨシユキ[モモセ ヨシユキ]
著・文・その他
内容説明
年末のある日、洵は街で謎の男に出会う。その男の顔は、まるでぽかりと穴が空いたように闇に覆われていたのだ。不吉な予感が広がるなか、千夏の父・千昭が10年ぶりに風間家に帰ってきた―。『風の館』に迫りくる、邪悪な闇の正体は。小学上級から。
著者等紹介
あさのあつこ[アサノアツコ]
1954年、岡山県生まれ。青山学院大学卒業。1991年、『ほたる館物語』でデビュー。『バッテリー』で第35回野間児童文芸賞受賞。『バッテリー』全6巻で第54回小学館児童出版文化賞受賞。岡山県在住
百瀬ヨシユキ[モモセヨシユキ]
1953年、東京都生まれ。高畑勲監督作品『火垂るの墓』(1988年)でのレイアウト・作監補佐を機に、スタジオジブリへ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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mizuki
2
風の館を狙うものの攻撃が次第に形になってゆく巻ですね。でも、まだまだ謎だらけ。千夏の父千昭は、なぜ化け物に囚われてしまったのか? 洵吾の死の真相は? 館を狙うものの正体は? 2015/05/16
バニラ風味
2
悪気はなくても、どちらかというと悪者の存在になってしまうカラス。そのカラスと関わる、(優しげな)紳士と見えた人が、実は得体の知れない恐怖の者だったり、風の館はだんだん不穏な空気に包まれる。「洵」という存在が、元々館で暮らしていた人には、本当はどう思われているのか…。思い込みや、心の隙間を突かれると人間ってもろいもの←って、本当の敵は何なのでしょう。話が急になってキタ~! 2013/08/05
サゴ
2
人に乗り移り、風の館に邪悪なものが来た。緊迫する中で、ネコのおしゃべりがほっと一息つかせる。さらに大きな敵が近づく予感で4巻に続く。2010/03/02
さちこん
1
カラスがどうも苦手なんだけど。 現実にこういう人、いそうな気がします。2017/09/26
クロ
1
星42013/11/30