出版社内容情報
希少生物たちの楽園、ガラパゴス諸島。一つの島が生まれ、生物たちが独自の進化を遂げる過程を、美しい絵とともに描いた絵本。ダーウィン「進化論」のふるさと・ガラパゴス諸島は、
どのようにして現在の姿になったのか――。
チャールズ・ダーウィンが約200年前に上陸し、「進化論」誕生に大きな影響を与えた、ガラパゴス諸島。ここでは、地球上の他の場所では見ることのできない希少な生物や植物が数多く生存しています。生物たちは、なぜガラパゴスでのみ独自の進化を遂げたのでしょうか??約600万年前にさかのぼり、ある一つの島が生まれ、変化を遂げ、再び海の底に沈みゆくまで。この絵本では、島の一生とともにその理由をといていきます。色彩豊かで、コマ割りを使ったわかりやすいイラスト、そして詩のような文で、ガラパゴス諸島の豊かな自然を感じることができるでしょう。
訳者/福岡伸一さんからのメッセージ
ガラパゴス諸島のほんとうの姿を見ないまま、安易に「ガラパゴス化」などといった言葉を使ってはいけません。ガラパゴスは袋小路ではなく、開かれた窓でした。チャールズ・ダーウィンは、ガラパゴス諸島を訪れ、その窓から世界を眺め、はじめて気づいたのです。生物の姿かたちは不変ではない、動的なものだと。そして、変化は今もなお続いています。
たえまなく流転しつづけるガラパゴス諸島。その光と波と風を、ここまで美しく描いた本を私は知りませんでした。
ジェイソン・チン[ジェイソン チン]
著・文・その他
福岡 伸一[フクオカ シンイチ]
翻訳
内容説明
新しい島が、まさに誕生しようとしている。この島はやがて、生き物たちのすみかとなる。地球上でここにしか存在しない、生き物たちの―。それらは、どのようにして、この島にやってきたのだろうか。そしてどのくらいの時間、この島に棲みつづけるのだろうか。誕生から、600万年の時を経て成長し、ふたたび海の底へと消えゆくまで。かつて、ガラパゴス諸島に存在した、ある島の一生の物語。
著者等紹介
チン,ジェイソン[チン,ジェイソン] [Chin,Jason]
作家・イラストレーター。アメリカ・ニューハンプシャー州出身。ニューヨーク州・シラキュース大学でイラストレーションを学び、2001年、マンハッタンの絵本専門店で見つけた仕事をきっかけに絵本作家となる。現在、アーティストの妻と息子と一緒にバーモント州で暮らしている
福岡伸一[フクオカシンイチ]
1959年東京生まれ。生物学者。京都大学卒。ハーバード大学医学部博士研究員などを経て青山学院大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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