爆笑問題のニッポンの教養―我働くゆえに幸あり? 教育社会学

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  • サイズ B40判/ページ数 139p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062826259
  • NDC分類 699.63
  • Cコード C0036

内容説明

正社員は「白い地獄」、非正社員は「黒い地獄」?今、この国で働く、ということを考えよう。

目次

プロローグ 爆笑問題は、元ニートとフリーター
第1章 「ダメな若者が増えている」論
第2章 何がロストジェネレーションを生んだのか
第3章 こんな状況に置かれて何とも思わないのか!
第4章 変化のきざし

著者等紹介

本田由紀[ホンダユキ]
教育社会学者。1964年生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程を単位取得退学。現在、東京大学教育学部教授。博士(教育学)。日本労働研究機構研究員などを経て現職に。第六回大佛次和論壇賞奨励賞を受賞した『多元化する「能力」と日本社会』、大きな話題を呼んだ『「ニート」って言うな!』(共著)など著作多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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白義

5
ニートをめぐる俗流若者論的な誤解や現代の労働市場の難問をデータで軽く整理しているのはいいのだが、肝心の対談部分が太田氏の生存者バイアス強すぎでやむを得ないとはいえほとんど議論が深まらない感じ。断層をポイッと提示されたような感じがある。正社員と非正社員の賃金格差は異常の領域。別に非正社員が楽しているどころか大抵は単純なきつさは上回っているのだが、二倍以上開きがあってヤバすぎ。本田先生はグローバリズムの競争激化を原因にあげてるが、マクロ経済政策の失敗の方が個人的には大きいと思う2013/03/16

inokori

2
仕事は自分で選びしたいことをすべきであってそれが思いどおりにならないのは本人に「も」責任があるという太田の考えは,個人が思うような就職ができない状況なのは労働政策に関する国や企業の対応のサボタージュだという本田先生の考えに,あえてしている反論ではないように思う.ただ,本田先生の主張は,あまりにも生真面目すぎるように聞こえることに読者としても危うさを覚えた.でも,先生の考える施策だったり当事者運動の推進だったりは,ロスジェネのあたしも納得.2008/12/07

amabiko

1
最近考えていたこととリンクしたので、興味深く読めた。 太田光が矢鱈めったら本田由紀に突っかかっていて、実際のオンエアが見てみたくなった。2021/06/28

kach

1
★★★☆☆2020/03/02

FUKU

1
ニート。怠けによる働くことを放棄している人、働きたいが今は事情があって就職活動もしていない人。実際には前者の割合は変わらず後者が増えている現況を、「最近の若者は~」といってエラそうに語るのは間違ってますね。最終巻からなのか、太田氏がいつにもまして空回りなツッコミだったが、敢えてそうなる相手の先生のチョイスだったのかも。2015/04/28

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