爆笑問題のニッポンの教養―生き残りの条件≠強さ 数理生態学

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  • サイズ B40判/ページ数 137p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062826112
  • NDC分類 699.63
  • Cコード C0045

内容説明

なぜ、17年、13年ごとに大発生?「素数ゼミ」は残った。人類は大丈夫か?フィーフォ、フィーフォと大合唱、氷河期から生き抜いてきたのは強かったからじゃなかった。

目次

プロローグ 富士山の見える研究室へ
第1章 セミになりきることから始めよう
第2章 それにしても、なぜ17年?
第3章 勝ち組だけが生き残るのか
第4章 人類絶滅!?
第5章 ぼくが想うユートピア

著者等紹介

吉村仁[ヨシムラジン]
数理生態学者。1954年神奈川県川崎市生まれ。静岡大学創造科学技術大学院教授。Ph.D.。78年、千葉大学理学部生物学科卒業。89年、ニューヨーク州立大学環境科学林学校大学院生物学専攻博士課程修了。ブリティッシュ・コロンビア大学(カナダ)、デューク大学(米国)、インペリアルカレッジ個体群生物学研究センター(英国)などを経て、2006年より現職。ニューヨーク州立大学環境科学林学校客員教授、千葉大学海洋バイオシステム研究センター客員教授も兼任

太田光[オオタヒカリ]
1965年生まれ。日本大学芸術学部中退。1988年爆笑問題を結成。ゴールデン・アロー賞芸能賞、浅草芸能大賞新人賞、2006年には、芸術選奨文部科学大臣賞などを受賞

田中裕二[タナカユウジ]
1965年生まれ。日本大学芸術学部中退。1988年爆笑問題を結成。ゴールデン・アロー賞芸能賞、浅草芸能大賞新人賞、2006年には、芸術選奨文部科学大臣賞などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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山口透析鉄

24
このTV番組はかなり、見ていました。NHKのTV番組も、爆笑問題も、アベ以前は今よりだいぶまともでしたね。 吉村仁氏の研究HPはかなり難解でしたが、番組ではかなり分かりやすく解説されていて、この番組の振り返り総集編(伊集院光氏が一緒に出ていた)でも田中裕二氏が真っ先に印象深かった回として素数ゼミを挙げていました。 やはり太田光・田中裕二お2人とも頭脳明晰で、そこも分かる良質なTV番組でしたね。 端的に言って、サンデージャポンとかとは大違いというか。2013/12/08

uddup

2
生物の進化の過程で生き残ることができるのは,偶然ある環境に適応できているだけに過ぎず,長い目でみて生き残り続けるには環境に対して柔軟にフィッティングできるかが重要.2012/01/24

FUKU

1
ダーウィンの進化論。強いもの、環境に適応できるもの(進化できたもの)が生き残ると思われがち(私もそう思ってた)だが、13年、17年周期で大量発生する「素数ゼミ」のように、数学的観点から生き残る種もあると目からウロコ。2013/12/14

amabiko

1
13年や17年おきに大発生する素数ゼミのはなし。他と比べて特に優れているわけではない素数ゼミが生き残ってきたということは、強い種が生き残るとされてきた進化論を揺さぶる。進化は偶然の産物であり、正しい答えの積み重ねでもない。梅原猛『隠された十字架』が素数ゼミ論のベースになっているとは驚き。2013/10/21

伊達

1
はっとした言葉 「共生が進化のカギなんじゃないかと、ぼくは思っているわけ。」 『奪われし未来』読んでみようと思った。2013/01/20

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