- ホーム
- > 和書
- > エンターテイメント
- > TV映画タレント・ミュージシャン
- > テレビ番組
内容説明
ひきこもりは病名ではない。四六時中自分について考えている状態だ。自分を追いつめず、胸を張って脛をかじれ。自分にできることを考えるために。
目次
プロローグ 今回は大学ではありません
第1章 太田のひきこもり時代
第2章 ひきこもりの実態
第3章 太田はひきこもりをいかに脱出したか
第4章 笑いと精神分析の交差するところ
第5章 ヴォネガットに学ぶ作家の生きざま
著者等紹介
斎藤環[サイトウタマキ]
精神科医。1961年岩手県生まれ。筑波大学医学研究科博士課程修了。医学博士。現在、爽風会佐々木病院診療部長。本業である精神科医としてひきこもり問題の治療・支援などを中心とする臨床活動に取り組む一方、社会批評・サブカルチャー評論を展開している
太田光[オオタヒカリ]
1965年生まれ。日本大学芸術学部中退。1988年爆笑問題を結成。ゴールデン・アロー賞芸能賞、浅草芸能大賞新人賞、2006年には、芸術選奨文部科学大臣賞などを受賞
田中裕二[タナカユウジ]
1965年生まれ。日本大学芸術学部中退。1988年爆笑問題を結成。ゴールデン・アロー賞芸能賞、浅草芸能大賞新人賞、2006年には、芸術選奨文部科学大臣賞などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かんたあびれ
7
テレビ番組を本にしたもの。ひきこもりの人は家で「何もしていない」というのに驚いた。しかし内容より主役の斎藤先生を無視して自論を話す太田さんと、太田さんの話を聞きつつ、自論をきちんと話される斎藤先生が印象的。斎藤先生、いい先生だな。対話形式の本って、かなり人柄が出るからハマってしまいそう。いくつも同じシリーズがあるので読んでみたい。もちろん斎藤先生の本も。2020/03/19
ひやしなむる
4
お気に入りの一冊で何回も読み返してしまいます。しかし何回も「なるほどなー」と思います。2013/05/29
ひやしなむる
3
斎藤先生のあとがきが面白い。いろいろ引用したくなるが、一カ所だけ引用するとしたらここかな。“私が依拠しているラカン派の精神分析っていうのは、人間っていうのはそもそも言葉をしゃべっている時点で生き物としてはおかしいんだと。みんな神経症だと。言語を持って、自分自身のことを観察するもう一個の自分がいて、それこそメタレベルからいろいろ内省したりとか、悩んだりするってことは、能力かもしれないけれども、でもその能力が暴走すると、簡単に病気になってしまう。動物がかかりえないような、言語を持ってしまったがゆえの病気になっ2011/10/18
hexen
3
この番組で一番よかった回だと思う。内容の再確認と脚注による補足をおいかける本。会話形式なのに中身が濃かったと思う2010/08/23
kuga
3
ひきこもりとかニートとかオタクとか言葉の意味や問題の大きさを意識して使おうと思った。話の分かりやすい先生だし、アニメの話も面白かった。2010/07/29