内容説明
世界的ITメーカーの会長が、半世紀前に生き別れた妹との約束を果たすために練った最後の秘策とは?正義感ゆえに日銀エリートの座を追われた大学教授は、血まみれのドラマで何を目撃したのか?そして、平壌から送り込まれた最強テロリストに与えられた使命とは―。
著者等紹介
相場英雄[アイバヒデオ]
作家、ジャーナリスト。1967年、新潟県生まれ。時事通信社で経済担当記者として活躍する傍ら、2005年、小説デビュー作『デフォルト 債務不履行』(ダイヤモンド社)で第2回ダイヤモンド経済小説大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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まつうら
49
朝鮮再統一という壮大なテーマを扱っているものの、登場人物たちの行動の動機づけが弱く、いまいち乗りきれなかった。プロの工作員だったら、軽々しく任務とは無関係な殺人はやらないでしょう。いくらトップが国際的な非難を浴びているからといって、生命をも顧みずに国外逃亡を考える北朝鮮国民は少数派でしょう。最後に、崩壊した北朝鮮の再建を担う財政長官に、大田原が任命されたことにも違和感。ここで必要なのは行政のエキスパートであって、国際金融のスペシャリストではないでしょう。。。あちこち違和感が残り、スッキリしない読後感。2023/03/25
ルイ
15
北朝鮮🇰🇵解放フィクション…思ってたのと違ったけど楽しめた。北朝鮮は…これが現実に近いんだろうから、そら恐ろしい😱2021/05/25
冬薔薇
5
朝鮮戦争からの南北の悲劇、地下鉄サリン事件を思わせるテロ、携帯電話の新製品開発、中国を絡めて緊迫した状況展開の連続。今も変わらない社会情勢か。2018/07/04
雅
4
いまいち盛り上がりに欠けるかな2017/11/26
なぜか?カープファン
4
面白いかったっていいのか?北朝鮮の歴史、状況の凄まじさ、テロ対策大丈夫か?日本。相場氏も好き作家の一人です。2016/09/11