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企業復活―「日の丸ファンド」はこうして日本をよみがえらせた

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062820462
  • NDC分類 335.4
  • Cコード C0031

内容説明

ダイエーやカネボウなど、合計41件の企業再生を担い、日本の不良債権の約1割に当たる4兆円を扱った産業再生機構。彼らはなぜ、政治家にも官僚にも屈せず、成功を収めることができたのか。あの巨大企業は、なぜ歴史的ドタバタ劇の末、崖っぷちに追い込まれたのか。市場と金融に精通したサムライ・斉藤惇社長兼CEO、再建問題を知り尽くした弁護士・高木新二郎再生委員長、そして、病める経済にメスを入れたブラックジャック・冨山和彦COO。彼ら「スリートップ」が率いた機構は、こうして新時代の扉を開いた。

目次

第1章 世界初の試み「日の丸ファンド」の誕生―閻魔大王かブラックジャックか(日本そのものが存亡の危機にあった―二〇〇二年秋;世界にも例のない組織を作る―二〇〇二年末;機構の命運を決めた「スリートップ」人事―二〇〇三年一~三月 ほか)
第2章 あの「死に体企業」を復活させろ!―日本再生へ走り出したプロたちの戦い(すべてが初めての経験に、苦闘の連続―二〇〇三年五~七月;トラブル続きの一号案件・九州産業交通―二〇〇三年五月~〇五年七月;巨額損失に青ざめた三井鉱山の再生―二〇〇三年五月~〇五年三月 ほか)
第3章 最終ターゲットは二つの巨大企業―政治家にも官僚にも屈しなかった四年間(病める巨象・カネボウの突然死を防ぐ―二〇〇四年二~五月;必ずカネボウを黒字売却せよ―二〇〇四年五月~〇五年十二月;歴史に残る大ドタバタ劇・ダイエー問題―二〇〇三年十月~〇四年八月 ほか)

著者等紹介

小野展克[オノノブカツ]
1965年、北海道生まれ。慶応義塾大学卒業後、共同通信社入社。現在、経済部記者。これまでに金融庁、農林水産省、旧運輸省、大手銀行などを担当。産業再生機構については、2002年の設立準備期間中から現在まで、綿密な取材を重ねてきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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