講談社+α文庫<br> 写文集 猫と花

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講談社+α文庫
写文集 猫と花

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  • サイズ 文庫判/ページ数 158p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062813181
  • NDC分類 748
  • Cコード C0172

内容説明

東京の下町や日本各地の路地裏で、ひょっと見つけた愛しのネコたちとの出会いがしらのシャッターチャンス。三十数年にわたる作品から選りすぐった116点に、記憶の糸を手繰り寄せながら、ひとり言を添えた。初のポケット版写真集。

目次

猫ばかり撮っていた
猫との生活
猫でも見に行こう
ついこの間のこと
猫とのこのごろ

著者等紹介

武田花[タケダハナ]
1951年、東京都に生まれる。写真家。作家、武田泰淳のひとり娘。1990年、写真展「眠そうな町」で新人写真家の登竜門である木村伊兵衛賞(第15回)を受賞し、注目される。その後も、コンスタントに雑誌連載や写真集などで作品を描発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

lonesome

51
なんだかとても懐かしい気持ちになる風景と猫たちの姿がまるで映画のワンシーンのよう。三十年前の東京の景色をリアルタイムで味わってはいないから懐かしいというのは変だけど、確かにこんな景色があったと感じられるのは、猫たちからその当時の空気を感じとることができるからだ。猫の、ふてぶてしいとも思えるくらい堂々と自信を持って生きているように見える姿がなんとも昭和の古き良き時代を感じさせる。渋谷の円山町辺りはよく行くけど今もあんなふうに猫がいる路地裏があるだろうか。2015/10/13

mm

24
今日は猫の日なんだって。武田花さんは武田泰淳氏の一人娘で、20代の頃から、しごとにいくときも散歩に行くときも、カメラを持ち、猫の写真ばかり撮ってきたとのことです。すべてモノクロ。昭和50年ころと紹介されている東京のあちこちの写真がありますが、塗装がハゲてたり、歪んだり雑然として、整っていない景色に⁇となりました。今、インスタ映えするような景色に慣らされてしまってるんですね。人も猫も、こんな風に隙間があったり、かけた石が見える道を歩いて、壁のシミもゴミとも共存してるはずなんだけど。猫も普段着のお隣さん。2018/02/22

eipero25

2
武田百合子さんの富士日記をいつか読みたいと思っていたら偶然こちらが目の前にあって読む。 娘さんといっても現在すでに65歳。 昭和のうらぶれた場所に潜む猫のモノクロ写真集。 30年前も野良猫は変わらんなあ。 飼い犬はすごく変わったけどな。 2017/03/24

Cell 44

2
理屈なしに愛おしい。人のいない町、港、墓場に猫。記憶の中の野良猫と触れ合う。2013/09/05

雨巫女

2
猫が、自然体でいい。ますますネコを追いかけてください。2010/01/01

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